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フランスのシェフが、審査基準をめぐってミシュランガイドを告訴する構え

フランスのシェフが、審査基準をめぐってミシュランガイドを告訴する構え
Facebook/Maison des Bois - Marc Veyrat

フランスの有名シェフ・Marc Veyrat(マルク・ベイラ)氏は9月24日、ミシュランガイドを告訴すると発表した。

 

彼が経営するレストランの1つLa Maison des Boisは、これまでミシュランガイドの三つ星評価を受けていたが、今年1月、二つ星に格下げされたことが告訴のきっかけとなった。

 

格下げされたことによってVeyrat氏はうつ病になり、ミシュランガイドからレストランの名前も評価も全て削除して欲しいと申し入れたが、受け入れられなかったと言う。

 

調査員の間違った思い込みで格下げに

 

Veyrat氏によれば、二つ星への格下げは調査員の間違った思い込みによるものだそう。

 

ミュシュランの調査員は、La Maison des Boisで提供しているアルペン・スフレに、イギリスのチェダーチーズが使われていると勘違いして評価を落としたらしい。

 

実際にはフランスのルブロションチーズ、ボーフォールチーズ、トム・ド・サヴォワチーズが使われている。海外メディアに彼はこう話す。

 

私はそれ(アルペン・スフレ)にサフランを入れているんだ。サフランの色は黄色だから、店を訪れた紳士(調査員)はそれをチェダーチーズだと思ったんだ。

審査基準の公開を求めて

 

Veyrat氏の弁護士によれば、Veyrat氏はミシュランに審査基準を明確にするように求めており、レストランを格下げした理由を具体的に示す書類を提出するよう裁判所が命令することを願っているそうだ。

 

格下げされたことを根に持っているのではなく、あくまで理由を知りたいらしい。弁護士は海外メディアにこう話している。

 

Marc Veyratは、これまで何十年もシェフとしてやってきて、料理を評価されたり比較されたりすることには慣れています。それに、誰であれ一生涯最高の評価を受け続けることはできないということも、よく分かっています。彼はそれら全てを受け入れています。ただし、彼に向けられている批判が正確なものであれば、の話ですが。

 

これに対してミシュランは、こんな声明を発表した。

 

比類のない才能を持ったVeyrat氏の落胆はよく理解できます。ただ、彼が我々に向けた理不尽で執拗な非難については、残念に思います。

我々の最優先の義務は、消費者に向けて、評価を変更した理由を伝えることです。彼の要求については慎重に検討し、冷静に対処したいと思います。

 

海外メディアによれば、ミシュランの星を失うことは店の収益に大きな影響を与え、近年、フランスでは数人の有名シェフがそれで自殺しているそうだ。

 

例えば2003年には、Bernard Loiseauというシェフが三ツ星から降格になりそうだという新聞の報道を見て、ピストル自殺を遂げている。(了)

 

出典元:Mail Online:French chef sues Michelin guide after he was accused of using Cheddar cheese in his Alpine souffle(9/24)

出典元:Le Figaro:Le guide Michelin répond à Marc Veyrat(9/25)

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