老人ホームが「幽霊屋敷」に変身、ハロウィーンで子供達を楽しませる
カナダにある老人ホームでお年寄りがハロウィーンの仮装をし、地元の人々を迎え入れるイベントを行った。
柩の中に入ったり、通路に立ったり
そのイベントを開催したのは不動産会社「Alderwood Estates」が運営する、ニューファンドランド州にある老人ホームだ。ここではハロウィーンを祝い、入所しているお年寄りらが仮装をしたという。
そして1週間に渡って、老人ホームを「幽霊屋敷」に変えて、地元の人々を迎え入れたそうだ。
お年寄りらは自ら率先して柩の中に入ったり、通路に立って子供達を怖がらせたり、楽しませたとされている。
Some of the seniors wear white makeup and hide in caskets to jump out and scare unsuspecting guests. https://t.co/W07qJUHXq7
— CBC News (@CBCNews) October 31, 2019
昨年は予想より多くの子供が訪れる
このアイディアを思いついたきっかけは、昨年行われたハロウィーンでの催し物の成功だったという。
2018年、この老人ホームでは「トリック・オア・トリート」のためにお菓子を用意。30人から40人の子供たちに配る予定だったとか。
しかし実際に老人ホームを訪れたのは、13倍の人数。予想をはるかに超える子供たちが集まったそうだ。
NEW | N.L. seniors jump in caskets for haunted house like no otherhttps://t.co/rhrsQ3b395 pic.twitter.com/RVm5koXOGB
— CBC Newfoundland and Labrador (@CBCNL) October 30, 2019
髪を引っ張ったり、肩を揺すったり
このためお年寄りたちは今年、さらに踏み込んだ内容を企画。老人ホームを「幽霊屋敷」に変えることに決めたという。
この企画のために地元企業も協力。ある会社は柩を寄付し、「ライアン葬儀社」は本物の霊柩車を提供し、怖い雰囲気を出すために建物の前に駐車したという。
老人ホームの住人であるTeresa Lawrenceさん(91)は、子供たちの中には彼女が本当に死んでいるのか、または眠っているのかを確かめようとする子もいたとした上で、次のように述べている。
「子供たちは、私の髪を引っ張ったり、顔をつまんだり、私の肩を揺すったりする子もいました。でも死んだふりをするため、じっとしなければなりませんでした」
お年寄りたちも、子供たちと触れ合えて、きっと楽しい時間を過ごしたに違いない。(了)
出典元:METRO:90 year olds in retirement home run a haunted house for Halloween(11/2)
出典元:CBC:Seniors jump in caskets for haunted house like no other(10/31)