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空飛ぶバイクの開発を目指す米企業、2億円の融資を受ける

空飛ぶバイクの開発を目指す米企業、2億円の融資を受ける
YouTube/JetPack Aviation

アメリカのハイテク・スタートアップは11月13日、空飛ぶバイクを開発するために、多額の融資を受けたと発表した。

 

プロトタイプ製作に2億円の融資を得る

 

その企業とは、カリフォルニア州のロサンゼルスを拠点に置く「JetPack Aviation (JPA)」だ。

 

この企業は人間がジェットを背負って飛行できる装置を販売しており、現在空飛ぶバイク「The Speeder」の開発を目指しているという。

 

そして今回、「Draper Associates」やスカイプの共同設立者のJaan Tallinn氏、他のベンチャーキャピタルから200万ドル(約2億2000円)の融資を受けたことを明らかにした。

 

この融資により、「The Speeder」のプロトタイプ(機能試作機)のデザインから開発までの全ての費用を賄うことができるそうだ。

 

YouTube/JetPack Aviation

垂直の離陸や着陸が可能

 

サイトによれば「The Speeder」は、個人が日常で乗れるタイプの「Recreational Speeder」と、軍や企業などが使うタイプ「Military/Comercial Speeder」に分けられているという。

 

「Recreational Speeder」の最高速度は時速150マイル(時速240km)以上、1万5000フィート(約4600m)まで上昇して移動できるといわれている。

 

マニュアルと自動操縦の両方が可能で、通常の駐車スペースから垂直に離陸、及び着陸ができるそうだ。

 

また「Recreational Speeder」は「ultralight(超軽量)バージョン」と「Experimental Category(実験機)バージョン」に分けられ、「ultralightバージョン」ではパイロットの資格を取らなくても乗れるとか。

 

トレーニングプログラムを受ける必要

 

もっとも乗るためには事前に、JPAや認められたセンターによって行われるトレーニングプログラムを修了しなければならない。

 

また「ultralightバージョン」では燃料が5ガロン(18リットル)まで、最高速度も時速60マイル(時速96km)までに制限されるようだ。

 

値段は38万ドル(約4100万円)、ただしプレオーダーの場合は、1万ドル(約109万円)値引きされるという。

 

まだプロトタイプの開発も行っていないため、実際に利用できるまでには時間がかかりそうだが、いつかこのようなバイクが空を飛ぶのが当たり前になる時代がくるのかもしれない。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Team behind James Bond-style Jetpacks raises $2million to build a FLYING motorcycle(11/13)

出典元:Tech Crunch:JetPack Aviation raises $2M to build the prototype of its flying motorcycle(11/13)

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