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一度も見えなかった山、メッカに人もいない…新型コロナで今までにない光景が出現

一度も見えなかった山、メッカに人もいない…新型コロナで今までにない光景が出現
Twitter/olimpia

新型コロナウイルスの影響で、これまで見られなかった光景が各地で現れることになった。

 

街から遠くの山が見える

 

以前、このサイトでも新型コロナウイルスの影響により、中国において大気汚染レベルが低下したことをお伝えしたが、ヨーロッパ各地でも同様の結果が起き、今までにない光景が目撃されることになった。

 

まずはこちらのポーランドの街、クラフクでの風景。写真を投稿した「olimpia」さんによれば、彼女は幼い頃から夏休みにこの街を訪れてきたが、今回初めて街の遠くにスロバキアにあるタトラ山脈を見ることができたという。

 

 

またベネチアでも人々の移動や交通量が減り、経済活動が停滞しているためか、いつもは濁っている運河の水の透明度が増したそうだ。

 

 

「二酸化窒素の汚染レベルが劇的に低下しました。(略)ベネチアの人々は『60年間、こんなに水がクリアになったことはない』といっています。空気の質も、クリアな状態が続いています」

 

メッカのモスクに人が全くいない

 

一方、サウジアラビアでは13日に当局から、メッカにあるモスク「マスジド・ハラーム」を殺菌消毒すると発表。そのためモスク内から、人々の姿がいなくなるという珍しい光景が出現した。

 

 

ここは「メッカの大モスク」とも呼ばれる場所で、中庭には「Kabba」と呼ばれる建物があり、巡礼者は一生に一度はここを訪れ、「Kabba」を周回しながら礼拝するという。

 

投稿したRami Ismailさんによれば、この場所には世界からイスラム教徒が訪れ、常に100万人以上の人々で埋め尽くされているという。

 

 

そのため今まで床がどのような色になっているのかさえ分からず、今回初めて知り、このような光景を見て彼はある意味ショックを受けていると語っている。

 

新型コロナウイルスの拡大に伴い、環境がよくなるとは、ある意味皮肉な結果と言えるだろう。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Muslim man explains why these stunning photos of a deserted Mecca are so shocking(3/19)

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