米副大統領候補のハリス氏、グレタさんに扮した電話のいたずらに引っかかっていた?
アメリカの民主党副大統領候補になったカマラ・ハリス氏が以前、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんに扮した人間のいたずらに引っかかっていたと、複数のメディアが伝えている。
昨年12月にハリス氏に電話をかける
そのいたずらを行ったのは、ロシア人の2人のコメディアン、Vladimir Kuznetsov氏(通称:Vovan)とAlexey Stolyarov氏(通称:Lexus)だ。
彼らは以前も、グレタさんになりすまし、有名人に電話しては通話の内容を記録。それを公にして、いたずらだったことを明らかにしてきた。
そして以前、ハリス氏が大統領候補の指名争いから降りた昨年12月、彼らはグレタさんになりすまし、彼女に直接電話したという。
その時の通話は記録され、3分38秒の会話の内容がニュースでも報じられたそうだ。
電話での内容とは?
通話記録によれば、まずハリス氏はグレタさんになりすましたコメディアンに向かって、「あなたのリーダーシップを祝福します。私はあなたの勇気と言葉に勇気づけられていますよ」と語ったという。
これに対しコメディアンは、ハリス氏に「トランプ大統領のしていることは恐ろしい。彼をテレビで見ると食べることもできないし、眠ることもできないの」と発言。
さらに国連の場でトランプ大統領に会った時の「悪夢を見る」と告げ、「(夢で)通路で彼に会った時、私はパリ協定に署名しなさいと叫んだの。すると彼はこちらへ来て、優しい声で『あんたは決して目標を達成しないだろう』と言うんです」と語ったそうだ。
これに対しハリス氏は、「ダメよ、グレタ、挫けないで」と励まし、次のように語ったとか。
「あなたは他の人が持っていない、何が可能かを見極める能力があるわ。(略)このようなことは常のこと。歴史では常に、進歩に反対しようとする人がいるわ。聞いて、戦いなくして進歩は訪れないのよ」
このことは複数のメディアが伝えているが、ハリス氏本人はまだ、イタズラ電話に出たことを認めていない。そのため、まだ正式には事実が確認されていないらしい。
ただこのロシア人のコメディアンは以前も、ハリー王子や、民主党の候補者だったバーニー・サンダース上院議員にも、グレタさんに成りすまして電話していたという。(了)
出典元:NYPost:Kamala Harris reportedly duped by Russian pranksters posing as Greta Thunberg(8/21)