イギリスで南アフリカ由来の変異種、77例が報告される、全ては旅行関連
新型コロナウイルスの感染が拡大しているイギリスで、南アフリカ由来の変異種への感染が77例あることが、報告された。
コミュニティ内での感染ではない
1月24日、イギリスのマット・ハンコック保健相はBBCの番組において、南アフリカ由来の変異種が77例確認されたと報告した。
しかし変異種への感染が確認された人は、全員最近旅行へ出かけていた人で、国内のコミュニティ内での感染によるものではないという。
またこれ以外にも9人がブラジル由来の変異種に感染したケースもあったそうだ。ただしハンコック氏は「全てが旅行に関連している」と述べている。
義務的な隔離システムを準備
イギリスでは現在、ハイリスクな国から来る人々に対して、義務的な隔離システムを導入する準備を進めているという。
そのシステムではリスクの高い国から来た人には、イギリスに到着後自ら(隔離用の)ホテルの料金を支払わねばならないそうだ。
またハンコック氏はイギリスでロックダウンの制限を解除するまでには、まだ「長い、長い、長い道のり」があると述べている。
イギリスでは現在、80歳以上の4分の3の人々がすでにワクチン接種を受けているが、症例数は信じられないほど多く、イギリスの国民保健サービス(NHS)は、強いプレッシャー下に置かれているという。(了)
出典元:METRO:UK has detected 77 cases of South African mutant Covid strain(1/24)