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スペースXの「スターシップ」が、再び打ち上げ実験で爆発炎上

スペースXの「スターシップ」が、再び打ち上げ実験で爆発炎上
Twitter/SpaceX

アメリカの企業「スペースX」が、新しいロケットの2回目の打ち上げ実験を行ったが、再び着陸に失敗した。

 

垂直着陸がうまくいかず爆発

 

「スペースX」は2月2日、テキサス州の打ち上げ場において、「スターシップ」と呼ばれるロケットのプロトタイプを使い、テストを行った。(人は乗っていない)

 

この弾丸のような形をしたロケットは無事に打ち上げられ、予定していた高度10km地点に到達したという。

 

しかしその後、垂直着陸を試みるも、長さ50mあるロケットは斜めに傾いたまま。姿勢を制御できず、そのまま地上に激突し、爆発してしまった。

 

Twitter/SpaceX
Twitter/SpaceX
Twitter/SpaceX
Twitter/SpaceX

 

(下の動画では、打ち上げの様子は6分27秒から)

 

火星に人を運ぶために開発

 

今回の打ち上げの実況解説者であるJohn Insprucker氏は、「私たちは少しだけ着陸の問題について取り組む必要があります。ただし、これはテストフライトです」と語っている。

 

「スターシップ」は人々を火星に運ぶために開発され、実際の打ち上げでは強力なブースターの「スーパーヘビー」が取り付けられるという。

 

また火星に行く前に、スターシップは民間初の月周回旅行にも使われる予定で、この旅行には日本人の前澤友作氏も参加すると見られている。

 

しかし「スターシップ」は2カ月前に行われた打ち上げ実験でも、垂直着陸がうまくいかず、地上に激突し爆発した。

 

また「スペースX」は、先週打ち上げ実験を行う予定だったが、連邦航空局から必要な承認を得ることができず、今回安全基準をすべて満たして実験が行われたという。(了)

 

出典元:ABC News:SpaceX’s 2nd Starship test flight ends with another kaboom(2/3)

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