南太平洋の夜空に奇妙な渦が出現、島々の住民も困惑
太平洋上空に、渦を巻く不思議な現象が複数回現れ、その様子が撮影された。
2回も夜空に現れる
その渦が目撃されたのは6月18日、場所は南太平洋の島々、ニューカレドニアやトケラウ諸島、サモア、フィージーなどとされている。
ニューカレドニアやバヌアツでは、6月18日の午後6時頃に、この奇妙な現象が夜空に現れ、多くの住民も目撃したという。
またこの渦が現れたのは今回で2回目となり、5月7日午前5時30分にも目撃されたそうだ。6月18日の写真などについては、「カレドニア天文協会」のフェイスブックに投稿されている。
'Extraña espiral en los cielos' descubierta en el Pacífico..
Las personas de Nueva Caledonia, Tokelau, Samoa y Fiji, informaron haber visto un fenómeno en espiral en los cielos la noche del viernes 18 de junio..
Vía: Association Calédonienne d'Astronomie pic.twitter.com/m2QA6Kgc7k— Alerta Mundial / Terremotos y Desastres (@AlertaMundial19) June 21, 2021
渦の原因とは?
アメリカの天文学者であるJonathan McDowell氏によれば、この渦は中国のロケット「長征2C」から放出された燃料によるものだという。
渦になっているのは、ロケットが燃料を放出しながら回転しているためで、ちょうどスプリンクラーのような状態になっているそうだ。
実際に、この現象が起きる30分前に中国の「西昌衛星発射センター」において、ロケットが打ち上げられていたと言われている。
McDowell氏によれば、ロケットが軌道に到達した後に、アメリカの宇宙軍が追跡したので分かったという。
また地球上では常に風や摩擦があるため、このような完璧な幾何学模様は見慣れていないが、宇宙では空気がないため、渦の形はとどまるそうだ。(了)
※MailOnlineの記事には複数ミスがあったため、こちらで修正しました。
出典元:MailOnline:Mysterious ‘Dr Strange’-style spiral over the southwest Pacific is actually fuel released by China’s Long March rocket(6/22)
出典元:Facebook:Association Calédonienne d’Astronomie