ウィンブルドンの試合前、ワクチン開発者などに温かい拍手が送られる
イギリスで6月28日、テニスの「ウィンブルドン大会」が開幕されたが、試合前には感動するシーンが見られた。
試合が始まる前、会場が拍手に包まれる
ウィンブルドンの主催者は、新型コロナウイルスのパンデミック中に、重要な役割を果たした数百人を招待していたという。
その中には、オックスフォード/アストラゼネカのワクチンを共同設計した Dame Sarah Gilbertさんや、「オックスフォード大ワクチングループ」のリーダーであるAndrew Pollard氏もおり、彼らはセンターコートのロイヤルボックスに座っていたそうだ。
そして第一試合が始まる前、主催者は彼らの仕事ぶりに敬意を表し、賛辞を送った。すると会場は観客たちの拍手に包まれ、スタンディング・オベーションも行われた。
An opening day on Centre Court with a difference…
A special moment as we say thank you to those who have played such an important role in the response to COVID-19#Wimbledon pic.twitter.com/16dW1kQ2nr
— Wimbledon (@Wimbledon) June 28, 2021
インフルエンザ・ワクチンの開発にあたる
Gilbertさん(58)は、オックスフォード大学ワクチン学の教授であり、3つ子の母親で、以前はインフルエンザのユニバーサル・ワクチンの開発とテストを行ってきたという。
そして新型コロナのパンデミックが始まってからは、ワクチンの開発にあたり、2020年5月には、タイムズ紙の「Science Power List」にも選ばれたそうだ。
Gilbertさんら「キーワーカー」に拍手を送った人の中には、ケント公爵やデビッド・ベッカムの次男であるRomeo Beckham氏、イギリスの元レーシングドライバーであるJackie Stewart.氏などもいたという。
また拍手を送られた人の中には、NHS(国民保健サービス)に多額の寄付をした元軍人の故・トーマス・ムーア氏の娘である、Hannah Ingram-Mooreさんも含まれていたそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Touching moment crowd at Wimbledon’s Centre Court – including the Duke of Kent and Romeo Beckham – give a standing ovation to emotional Oxford Covid vaccine creator Dame Sarah Gilbert(6/28)