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カザフスタンの反政府デモで164人が死亡、6000人のデモ参加者を逮捕

カザフスタンの反政府デモで164人が死亡、6000人のデモ参加者を逮捕
Twitter/TACC

カザフスタンでは大規模な反政府デモが続いているが、先日多くの人が死亡したと発表された。

 

約6000人のデモ参加者を逮捕

 

保健当局の発表によれば、反政府デモにおいて、少なくとも164人が死亡したという。

 

またカザフスタンの大統領府は1月9日、約6000人のデモ参加者を逮捕し、そこには「相当数」の外国籍の人間も含まれていると発表した。

 

すでに7日には43人が死亡しており、今回さらに死者が増えたことになる。(タス通信などは7日に26人が死亡と伝えている。下の動画は1月7日に投稿されたもの)

 

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大統領が「警告なしの発砲」を指示

 

今回の反政府デモは、燃料価格の上昇に端を発したものだったが、今も大きな影響力を保持しているヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領に対する不満を反映し、その後全国に拡大していったという。

 

そして主要都市であるアルマトイでは、デモ隊が市内の警察署を制圧しようと試みたそうだ。

 

これに対しカシムジョマルト・トカエフ大統領は、「2万人の盗賊」がアルマトイを襲撃したと述べ、治安部隊に「警告なしに発砲」するよう指示。

 

このため治安部隊は、アルマトイで秩序を回復しようとしてデモ参加者を殺害、103人の死者が出たと伝えられている。

 

 

アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は1月9日、トカエフ大統領の指示を批判。ABCニュースの番組において「射殺命令は、それが存在する限り、間違っており、取り消すべきだ」と述べたという。

 

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実はエリート内の権力闘争か?

 

また先週には、カザフスタン政府が秩序を回復しようと、他国に軍の派遣を要請。ロシアを含む国々から軍隊が派遣されたそうだ。

 

カザフスタンの大統領府は、これらの部隊が「掃討」作戦と「戦略的施設」の警備を継続しており、状況は安定したと述べている。

 

BBCの特派員は、今回の情勢について、カザフスタンの支配的エリート内の権力闘争に関連しているとの見方が強まっている、と伝えている。

 

1月8日、カザフスタンの当局は、前諜報部長のカリム・マシモフ氏を反逆の疑いで逮捕したと発表。しかしそれ以上の詳細は明らかにされていない。

 

また大統領府は1月9日、マシモフ氏の元副官2人も解任されたと発表している。(了)

 

出典元:BBC:Kazakhstan unrest: At least 164 killed in crackdown on protests, reports say(1/9)

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