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【北京五輪】新型コロナ陽性となった選手らが、絶望的な隔離状況を告白

【北京五輪】新型コロナ陽性となった選手らが、絶望的な隔離状況を告白
Twitter/Byron Wan

北京五輪が始まり選手たちの活躍が伝えられる一方、新型コロナウイルスで陽性となった選手の深刻な隔離状況も報じられている。

 

「毎日泣いています」

 

ドイツ、ベルギー、ロシアのチーム関係者によれば、中国当局が設置したいわゆる隔離ホテルで、選手たちはインターネットにアクセスできず、不味い食事を与えられ、トレーニング器具もないなど、悪夢のような状況に直面しているという。

 

またロシアのバイアスロン選手、ヴァレリア・ヴァスネツォワ選手は新型コロナで陽性となり、隔離された後、インスタグラムに次のように投稿した。

 

「胃は痛いし、顔色は悪いし、目の周りには大きな黒いクマがある。早く終わってほしい。毎日泣いています。とても疲れている」

 

また彼女は隔離ホテルでの食事の写真もインスタグラムに投稿。朝昼晩に同じメニュー(パスタ、焦げた肉、ジャガイモなど)で、それが5日間も続いたという。そのせいで、彼女は体重を大幅に減らし、”骨がもう突き出ている “と語っていた。

 

 

現在、ヴァスネツォワ選手のインスタグラムのアカウントは非公開になっている。

 

部屋は狭く、不衛生…

 

ノルディック複合で3度の金メダリストである、ドイツのエリック・フレンツェル選手も、新型コロナ陽性と判定された1人だ。

 

ドイツ選手団の代表・ディルク・シンメルプフェニッヒ氏は、彼に対するホテルの条件が “理不尽 “だったと主張。部屋は狭く、不衛生で、食料の配達も頻繁に来なかったと語っている。

 

ベルギーのスケルトンレーサー、キム・メイレマン選手も北京に到着後、COVID-19の陽性反応を示したそうだ。

 

その後、陰性が確認され、メイレマン選手は選手村へ戻されると思ったが、彼女は救急車に乗せられ、まったく別の隔離施設に運ばれてしまったという。

 

メイレマン選手は打ちのめされ、インスタグラムで、混乱した状況を涙ながらに訴えた。

 

 

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現在は状況が改善

 

オリンピック事務局長のクリストフ・デュビ氏は2月6日、ドイツのフレンツェル選手の件に関してのみ直接言及し、「あれは決して起こってはならないことでした」と述べたという。

 

その後、隔離状況への改善も見られ、ロシアの代表団も、ヴァスネツォワ選手の食事が改善されたことを報告した。

 

またドイツのシンメルプフェニッヒ代表も、五輪主催者がフレンツェル選手への懸念に迅速に対応したと語った。

 

さらにメイレマン選手もインスタグラムで告白した後、選手村に戻されという。「私は今、隔離された棟にいますが、少なくとも村には戻ってきました。安全だと感じているし、ここなら少しはマシな練習ができるでしょう」と彼女は語っている。(了)

 

出典元:NPR:No internet, bad food and dirty rooms: Olympic athletes struggle in COVID quarantine(2/6)

出典元:AP:Olympic teams raise concerns over quarantine hotels(2/6)

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