ウクライナ側に寝返った「ワグネル」の元傭兵を、ハンマーで処刑する動画が拡散
あるテレグラム・チャンネルに、ロシアの元傭兵が処刑される動画が投稿され、拡散されている。(当サイトでは写真のみとなる)
「ウクライナ側の味方についた」
拡散された動画には、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の傭兵だったエフゲニー・ヌージン(55)と名乗る男性が映し出されていたという。
彼は地下室のような場所で、レンガの壁に頭をテープで固定された状態にされ、やがて自分の名前を告げ、「9月4日にロシア軍と戦うために、ウクライナ側の味方についた」と述べたそうだ。
そして「10月11日に(ウクライナの首都)キーウで、(ロシア側に)拉致され、その後頭を殴られ、気を失い、この地下室に運ばれた。裁判にかけられると言われた」と告白した。
その後、ヌージン氏の背後にいた戦闘服姿の男が、彼の頭にハンマーを振り下ろした。ヌージン氏は倒れ、再び戦闘服姿の男がもう一度ハンマーを振り下ろし、殺害した。
Wagner releases a horrific, ISIS-style video of executing with a sledgehammer a former convict-turned mercenary who was taken POW by Ukrainians and presumably returned to Russia in a POW exchange. Wagner’s boss Prigozhin issues an approving statement: “Dog’s death to a dog.” pic.twitter.com/XdyPzA14Q3
— Yaroslav Trofimov (@yarotrof) November 13, 2022
「ワグネル」と関係のあるテレグラムに投稿
この動画は「ワグネル」と関係があるとされるテレグラム・チャンネル「グレーゾーン」に投稿され、「復讐のハンマー」というタイトルが付けられていた。
「ワグネル」の創設者で、プーチン大統領の側近でもあるエフゲニー・プリゴジン氏は、この動画についてコメントを求められ、処刑されたヌージン氏が「裏切り者」だと述べたそうだ。
「ワグネル」の元傭兵だったヌージン氏は、9月にもウクライナのメディアに対し「ウクライナのために戦いたい」と述べていたという。
しかし今回、どのようにしてロシア軍と思われる人物によって拉致されたのかは、わかっていない。
プリゴジン氏は「ヌージンは国民を裏切り、同志を裏切り、意識的に裏切った」と述べている。(了)
出典元:REUTERS:Video shows sledgehammer execution of Russian mercenary(11/13)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Kherson mayor warns of ‘critical’ water shortages – as it happened(11/13)