BBCのキャスターが停職処分、若者にわいせつ画像を送らせた疑惑で
イギリスの公共放送・BBCの有名なキャスターが、わいせつ画像を巡る疑惑で停職処分となった。
わいせつな画像を送らせた疑惑
きっかけとなったのは、タブロイド紙「The Sun」の記事だ。
その記事によれば、BBCのあるキャスターが現在20歳の若者に、わいせつな画像を撮影して送ってくれと頼み、お金を払っていたという。
この疑惑はイギリス中を駆け巡り、7月12日には、そのキャスターがHuw Edwards氏であることが分かり、その後停職処分となった。
Edwards氏の妻、Vicky Flindさんも12日、夫が疑惑の男性であることを認めたそうだ。
犯罪行為に当たるのか?
「The Sun」は記事において、若者が17歳の未成年の時から、BBCのキャスターがわいせつ画像を撮影させ、お金を支払っていたと示唆していた。
こうなると重大な犯罪行為になる可能性があるが、ロンドン警視庁は現在、この疑惑を裏付ける証拠はないと結論づけており、南ウェールズ警察も、刑事事件にはならないと考えているという。
若者の弁護士も先週、違法行為はなかったと述べており、その後「The Sun」も犯罪行為が行われたと示唆する記事を取り消し、これ以上Edwards氏への疑惑について報じないと発表した。
BBCは内部調査を行い、7月11日には、20代前半の人物が出会い系アプリでキャスターから連絡を受け、会うように迫られたが、結局会わなかったと報じていた。
鬱病を患い、当分入院することに
妻のVicky Flindさんは12日、夫に代わって声明を読み上げ、現在Edwards氏が深刻な精神衛生上の問題に苦しみ、入院治療を受けており、当分の間入院することになると伝えた。
またFlindさんは「近年、重度の鬱病を患っていたEdwardsにとって、この疑惑は事態を大きく悪化させた」と語り、「Edwardsが元気になったら疑惑に反論するつもりだ」と述べたという。
また夫の同僚に対しても、この話題によって影響を与えたことを「深くおわびする」と述べ、謝罪したそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Wife of Huw Edwards names him as BBC presenter at centre of allegations(7/12)