81年前のミッドウェー海戦で沈んだ「赤城」「加賀」など、日米の空母3隻の撮影に成功
Ocean Exploration Trust らによる調査チームは、9月1日から開始していた調査により、ミッドウェー海戦で太平洋に沈んだ日米の空母の撮影に成功した。
ミッドウェー海戦とは
ミッドウェー海戦とは、太平洋戦争中の1942年6月5日~7日に繰り広げられたものだ。真珠湾攻撃に成功したことから、アメリカ空母の壊滅を狙って山本五十六が作戦したものだと言われている。
ミッドウェー島の米軍基地への攻撃は最初こそは成功したものの、アメリカの反撃にあい、日本は4隻の空母と3000人以上の命を失う結果となった。
太平洋戦争のターニングポイントとなる戦いとして有名であり、2019年には『インデペンデンス・デイ』などを手掛けたローランド・エメリッヒ監督により映画化されている。
眠る「赤城」「加賀」の撮影に初めて成功
今回の調査では、ノーチラス号が潜水して撮影した動画を、日米など100名を超える研究者がリアルタイムで視聴して行われた。
最も大きな成果は、9月10日に空母「赤城」、9月12日に空母「加賀」の撮影に成功したことだろう。2019年に2隻が眠る場所は特定されていたものの、その姿が撮影されたのは初めてだ。
▼赤城では日本の軍艦の証である菊の紋章が確認できた
▼赤城の動画はこちら
▼「赤城以上の損傷だ」との声が上がった
▼加賀の動画はこちら
9月9日には、1998年に発見されたアメリカの空母ヨークシャーの姿も、25年ぶりに撮影した。
参考:NHK「隠された敗北 ミッドウェー海戦」