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英軍のF-35が空母から発艦直後に墜落、パイロットは間一髪で脱出【動画】

英軍のF-35が空母から発艦直後に墜落、パイロットは間一髪で脱出【動画】
Twitter/Seb H

イギリス軍の戦闘機が、空母から離陸した直後に墜落し、その動画が公開されている。

 

空母「クイーン・エリザベス」から発艦直後

 

この事故が起きたのは2021年11月、場所はエジプト沖の地中海とされている。

 

当時、パイロットの「Hux」さんは、戦闘機「F-35ライトニングII」のコックピットに一人で乗り、イギリスの空母「HMSクイーン・エリザベス」から発艦しようとしていたという。

 

しかし離陸する前から不具合が発生。空母の甲板から離れた瞬間に、戦闘機は墜落し、海へ落下してしまった。その様子がこちら。

 

脱出シートが作動し、無事だった

 

「Hux」さんが英メディア「The Times」に語ったところによると、当時非常用電源を試みたがうまくいかず、次にブレーキをかけようとしたが、それもうまくいかなかったため、海に落下すると思ったという。

 

そして両方の手段が機能しなくなった時、脱出シートが作動。「Hux」さんは空に放り投げられたそうだ。

 

その後、パラシュートが開き、彼は無事に空母の甲板に着地。戦闘機と共に、海に沈むことを免れた。

 

雨よけカバーの外し忘れが原因

 

当時、空母「HMSクイーン・エリザベス」は、極東への7カ月の処女航海から戻ってきたところだったという。

 

海に沈んだF-35の残骸はその後、イタリアとアメリカの協力を得て7日間かけて回収され、映像を流出させた兵士は逮捕されたとか。

 

10カ月に及ぶ調査の結果、墜落の原因は、誰かが雨よけのカバーを外し忘れたことにあると結論づけられたそうだ。

 

報告書によると、この雨よけカバーが「エンジンへの空気の流れを制限し、離陸に必要なパワーを発生させることができなかった」という。

 

イギリス軍は24機のF-35を保有しており、今回の事故はこの単座単発の戦闘機に関する最初の大きな事故となった。(了)

 

出典元:METRO:RAF pilot ejected from F-35 moments before it careered off ship and plunged into sea(2/23)

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