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イスラエル兵が発砲し乳児を殺害、説明と矛盾する映像が公開される

イスラエル兵が発砲し乳児を殺害、説明と矛盾する映像が公開される
X_@btselem

先日、ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍により乳児が殺害されたが、その時の映像が公開された。

 

生後7カ月の子供が死亡

 

6月5日、ヨルダン川西岸地区のヘブロン市内を走行していた車が、イスラエル兵士に停車を命じられ、その後銃撃された。

 

これにより、父親のファハド・アブ・ハイカルさんと母親のダニヤ・アブ・ハイカルさんが負傷し、生後7カ月のサム・アブ・ハイカル君が死亡した。

 

父親のファハドさんによれば、銃弾は彼の手を貫通し、後部座席で母親に抱かれていた息子のサム君に当たったという。

 

この時、息子を抱いていた母親のダニヤさんも銃撃で負傷し、車の横の地面に座り込んだ。その様子がこちら。

 

車は加速などしていない

 

問題なのは、この映像により、イスラエル軍の説明とは状況が全く異なっていたことが明らかにされた点だ。

 

イスラエル軍は事件後に、「車両が加速して向かってくるのを察知したため、兵士の1人が車両に向けて発砲した」と説明していた。

 

しかし動画を見れば分かる通り、父親のファハドさんはイスラエル兵の停止命令に従い、兵士からかなり距離を開けて車を止め、加速させている様子は一切なかった。

 

この映像は、イスラエル人権擁護団体「B’Tselem」が入手しており、同団体は声明で次のように述べた。

 

「映像には、イスラエル兵が、減速して停止しようとした車に、発砲する様子がはっきりと映っている。車は兵士たちから遠く離れており、彼らに何の危険も及ぼしていなかった」

 

父親のファハドさんも事件後、「兵士が私に停車を指示した。私は車を完全に停止させ、ハンドルに両手を置いた。その直後、彼らは車に発砲した」と説明していた。

 

しかも路上には検問所がなく、ただイスラエル兵が立っていただけで、兵士らは銃撃後も、撃たれたファハドさん家族を救おうともしていない。

 

国連は今年3月、2023年10月以来、ヨルダン川西岸地区と東エルサレムで1000人以上のパレスチナ人が殺害され、そのうち少なくとも240人が子供であり、今年に入ってから49人が死亡したと発表している。(了)

 

出典元:The Guardian:Video shows family’s car slowing before Israeli troops shot dead Palestinian baby(6/10)

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