深海に生息する腕の長いイカ、北東太平洋での生体の撮影に初めて成功【動画】

研究者たちが、アメリカ・カリフォルニア沖の深海で調査中、非常に珍しいイカの撮影に成功した。
「Bigfin squid」と呼ばれるイカ
その調査を行っていたのは、モントレー湾水族館研究所(MBARI)と、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究者たちだ。
彼らは、カリフォルニア沖の水深3000mを超える位置にある海底山脈(海山)で、無人潜水艇を遠隔操作しながら調査をしていたという。
そして8月7日、調査中に「Bigfin squid(Magnapinna)」と呼ばれるイカの撮影に成功したそうだ。
モントレー湾水族館研究所(MBARI)によれば、これは北東太平洋における「Bigfin squid」の生体映像としては、初めての事例になるという。
水深6000mの深海にも生息
MBARIの博士研究員であるオリビア・ソアレス・ペレイラ氏は、このイカが腕と触手を90度の角度に曲げて、「肘ポーズ」と呼ばれる姿勢で浮かんでいたとし、次のように説明している。
「このポーズは、摂食戦略の一部であると考えられます。腕と触手を伸ばして絡まないようにし、付着した獲物を受動的に捕らえるのです」
「Bigfin squid」は、イカの中で最も深い場所に生息し、水深6000mを超える深海でも発見されているという。
このイカの体長の大部分は触手と腕によるもので、それらは体の20倍にもなることがあると言われている。
ただし今回、撮影されたイカの個体は、体や触手、腕を含めて体長が1.25mほどだったそうだ。
MBARIによると、これまでに観察または採集された「Bigfin squid」の個体は約70匹に上るが、研究者が最後にこのイカに遭遇したのは、2001年のハワイ沖だという。(了)
出典元:Livescience:Watch the first-ever footage of a rare deep-sea squid in the northeastern Pacific(9/9)

























