Switch news

知っておきたい世界のニュース

オーストラリアで研究者が、大型のナナフシの新種を2種も発見

オーストラリアで研究者が、大型のナナフシの新種を2種も発見
Austral Entomology

オーストラリアで大型のナナフシの2つの新種が、研究者らによって確認された。

 

以前の分類が誤認だったと判明

 

これらの新種のナナフシはいずれも、オーストラリア北東部、クイーンズランド州の最北部に生息しているという。

 

そのうちの1種、「Anchiale robusta」は、これまで見過ごされてきたナナフシで、分析の結果、以前の分類が誤認であったことが明らかにされた。

 

今回の研究論文の筆頭筆者で、シドニー大学のブラクストン・ジョーンズ博士は、次のように述べている。

 

「野外調査に出かけた際、形態的に異なる個体が多数見られ、しかも生息地も異なっていました。これは、事態がもっと複​​雑であることを示唆する最初の兆候でした」

 

その後、研究チームはDNA分析、博物館の標本、市民科学の記録、調査などを組み合わせ、このナナフシが数十年にわたり誤認され、新種であることを発見したという。

 

また研究チームは、クイーンズランド州アサートン高原のマビ熱帯雨林に生息するナナフシも新種として特定、「Anchiale mabiensis」と名付けた。アイキャッチの写真が、「Anchiale mabiensis」になる。

 

メスの方がオスよりも大きい

 

「Anchiale robusta」のメスは体長12~16cmに成長し、オスは体長9~10cmに達するという。

 

また翅はほとんどが黒色で、後翅の裏側がわずかに紫色がかった個体もいるが、メスは卵を抱えているため、飛ぶことができる個体は非常に稀だとされている。

 

一方、「Anchiale mabiensis」のメスは体長約11~12cmで、その卵には珍しい構造の「蓋」があり、孵化時に外れるそうだ。

 

研究者たちは3つ目の新種の存在も確認しており、結局これまで2種と考えられていた大型のナナフシが、ニューサウスウェールズ州北部からクイーンズランド州北部の熱帯地域の生息地に、5種いることが確認されたという。

 

昨年も同じくアサートン高原で、体長40cmの新種のナナフシ、「Acrophylla alta」が発見されており、クイーンズランド州北東部には、メスの体長が50cmにも達する、オーストラリア最大のナナフシ「Gargantuan stick insect」も生息しているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Discovery of new Australian stick insect species reveals case of mistaken identity(9/22)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top