未来のドローン型救急ヘリ、米企業が考えたコンセプト・デザインがユニーク
未来の救急ヘリとして考案されたコンセプト・デザインをご存じだろうか。これは1年も前に動画として公開されたのだが、ユニークな姿をしているのでご紹介する。
●ドローン型の救急ヘリ
このデザインを考えたのはアメリカのテキサス州、オースティンという町にある「argodesign」。
彼らは離陸や推進に4つの回転翼を用いる「クワッドコプター(ローター)」をモデルとした、ドローンの「救急ヘリ」をデザイン。
パイロットを必要とせずに道路上に着陸する姿をCGで作成し、動画として発表した。
●交通量の多い道路でも着陸可能
彼らによればこの救急ヘリはGPSで操縦でき、またパイロットと組み合わせて飛行が可能なようにデザインしているという。
無論ベッドもあり患者を運ぶことも可能で、緊急の治療のために1人だけ救急救命士などが乗り込めるスペースもあるそうだ。
また大きさもコンパクトカー・サイズのため、通常のドクターヘリが着陸できない場所、例えば交通量の多い道路でも着陸できるとしている。
さらに過疎の町で数時間も救急車を待たなければならない地域にさえ、短時間で派遣できるようになるという。
ただし値段はやはり通常の救急車よりも数倍高く、約100万ドル(約1億4400万円)はかかると見込んでいるとか。
もっともこれはまだデザインの段階でしかなく、試作機の製作も行われているわけではない。
またこの形が本当に実用的なのか、救急医療に役に立つのかも確かめられたわけではないようだ。
未来の救急ヘリがどのような形になるか、今後も新たなアイディアが出てくるのを期待したい。
出展元: DailyMail:The ambulance drone that could save your life: Video reveals how flying robots may someday carry the injured to hospital(1/3)
出展元:argodesign:Drone ambulance