米国動物園に展示された等身大レゴブロックの動物たちが見事
米国では、コロナウイルス対策で閉園していた動物園が、営業を再開し始めている。ところが人々は慎重で、来園客はわずからしい。
困ったテキサス州の動物園「San Antonio Zoo」は、人を集めるために、一風変わった企画を考えた。それは園内に、レゴブロックで作った等身大の動物を展示するというもの。「しょせんおもちゃのブロックで作ったもの」と甘く見てはいけない。その出来が見事なのだ。
ちなみにこの動物園には、自動車を運転しながら、人との接触を避けて見て回れるドライブスルーコースがある。
プロのレゴ・アーティストの作品
展示されているレゴの動物たちは、プロのレゴ・アーティストとして米国で有名なSean Kenneyさんが制作したもの。レゴブロックを組み合わせて、実在するモノや人、動物などのレプリカを作ってしまうのが彼の持ち技だ。
「San Antonio Zoo」の園内にはパンダ、キツネザル、クジャク、ハクトウワシなど、あちこちに30体以上の作品が配置されている。使われたレゴブロックの個数は、合計で300万個を超えるそうだ。
↑ これはパンダの子供たち。5万3460個のレゴブロックが使われており、作るのに405時間かかったそう。
↑ ホッキョクグマの親子。遠くにパンダの作品が見える。
↑ ドードー鳥。マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していたが絶滅し、現存しない。
↑ ハクトウワシ。4万2198個のブロックが使われ、制作に184時間かかったそう。
↑ 池から飛び跳ねるコイ。
↑ ユキヒョウ。6万3379個のブロックが使われ、制作に580時間かかっている。
↑ 展示イベントのバナーの前に立つライオン。
↑ キツツキ。体が小さいので使われているブロックは少ないが、それでも4424個。制作に40時間が費やされている。
巨大な昆虫も
動物だけでなく、昆虫の作品もある。こちらは実物大では小さ過ぎて作れないので、数十倍に拡大されている。
「Wild Connections(ワイルド・コネクションズ)」と題されたこの展示イベントは、9月5日まで開催されている。(了)
出典元:boredpanda:This Zoo Features Wild Animal Replicas Made From Over Three Million LEGO Pieces (7/18)
出典元:SAN ANTONIO ZOO