カナダのビール会社、商品名がマオリ語では「陰毛」にあたるとして名称変更へ
カナダのビール会社が、商品名に不適切な意味の言葉をつけていたとして謝罪した。
マオリ語では「陰毛」を指す
その会社とは、アルバータ州を拠点にしている「Hell’s Basement Brewery」だ。
彼らは2年前、「Huruhuru・ペールエール」という、マオリ語を使った名前のビールを販売した。
当初、会社側はこの「Huruhuru」という名前が「翼」を意味するものだと考えていたが、先日マオリ族のテレビ番組の司会者、Te Hamua Nikora氏から「Huruhuru」とはマオリ語で「陰毛」の意味だと指摘を受けたという。
このため「Hell’s Basement Brewery」側は、「Huruhuru」という言葉の一般的な意味が「陰毛」だとは考えていなかったと説明し、謝罪。マオリの文化を侵害したり、人々に不快な思いをさせたりする意図はなかったとし、商品名を変更すると明らかにした。
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NZの毛皮店も同じ名前を使用
またNikora氏は、ニュージーランドにある毛皮店でも「Huruhuru」という言葉を店名に使っていると指摘。
その後、彼はビール会社と毛皮店にコンタクトをとり、そのことを伝えたという。その上でNikora氏は、マオリ族とは関係のない商品名などには、「自分たちの言葉を使うよう」促している。
また毛皮店側も、「Huruhuru」という言葉を「ウール」や「翼」「毛皮」という意味で解釈していたと語っている。
そしてこの名前を使う際に、知的財産庁マオリ諮問委員会の承認を得ていたが、今回新しいブランド名(店名)に変更するには資金が足りないという。(了)
出典元:BBC:Canada brewery apologises for beer named ‘pubic hair’ in Maori(8/8)
出典元:The Guardian:Beer brand and leather store unwittingly named after Māori word for ‘pubic hair’(8/7)