大坂なおみ選手が漫画のキャラで登場、「なかよし」で今月末から連載開始
テニスプレーヤーの大坂なおみ選手がキャラクターとなった漫画が、今月末から連載されることになった。
「本当にワクワクしています」
大坂なおみ選手は11月29日(表示通り)に、講談社「なかよし」編集部の投稿をリツイートした。
そこにはマンガのキャラクターとなった大坂選手の姿が描かれており、2月号(12月28日発売)からこのキャラを主人公にした物語「アンライバルド NAOMI天下一」の連載が開始されることが書かれていた。大坂選手はリツイートの中で、次のようにコメントしている。
「マンガを読み、アニメを見ながら育ったことが、私と姉の絆を結びつけました。だからこのことは私と姉にとっても、本当にワクワクしています」
Growing up reading manga/watching anime was something that bonded me and my sister immensely so this is really exciting for both of us 🥰 https://t.co/mmzJ5k17x8
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) November 28, 2020
たいてい白人と日本人のハーフ
この物語の監修は姉の大坂まりさん、漫画は上北ふたごさんとされている。
早稲田大学の客員教授であるRoland Kelts氏によれば、以前もこのようなキャラが登場したことがあったが、そもそもマンガで2つの民族の血をひく人物が描かれることは稀なことだという。
またそのようなキャラクターの場合、日本では大抵白人と日本人のハーフとして描かれて来たそうだ。その上でKelts教授は次のように語っている。
「ハイチ人と日本人のハーフである女性、特に成功し、世界が憧れている女性キャラクターを登場させることは、マンガの文化的認識と表現における大きな飛躍です」
「日清」のCMでは肌が白く描かれる
実は昨年、大坂選手のキャラクターは「日清」のアニメCMにも登場したが、その際は大きな論争を巻き起こしている。
「日清」は大坂選手を、白い肌と明るい茶色の髪で描いたため、非難を浴び、CMは公開中止となった。大坂選手はその後の記者会見で、会社側から直接謝罪があったことを明らかにしている。
またBBCは大坂選手が日本でも人気があり、認められた人物であると同時に、激しい人種差別のターゲットにされてきたと説明している。(了)
出典元:BBC:Japan’s tennis champion Naomi Osaka inspires manga character(11/30)