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空港で演奏をしてきたピアニストに、巨額のチップが贈られる

空港で演奏をしてきたピアニストに、巨額のチップが贈られる
Instagram/loswhit

アメリカの空港で、あるピアニストに起きたちょっと素敵なエピソードが、メディアで紹介されている。

 

空港で演奏を続けてきたピアニスト

 

そのピアニストとは、Tonee Valentine Carterさん(66)。彼はテネシー州のHartsfield-Jackson Atlanta国際空港にあるピアノバーで、毎週月曜日から木曜日まで、ピアノの演奏をしてきたという。

 

彼はジャズやソウルミュージック、ポップス、クラシックなどどんなジャンルでもこなし、7月21日にも、空港でピアノの演奏を行っていたそうだ。

 

その日、「Enter Wild」という本の著者であるCarlos Whittakerさんも、自宅に帰るため同じ空港におり、フライトを待つ間、Carterさんのピアノ演奏を耳にした。

 

ピアノの演奏に心を動かされる

 

その時、多くの人が音楽に注意を払わない中でも、Carterさんが全力でパフォーマンスをしていることに気づいたため、Whittakerさんはそばに座り、彼の演奏を聴き続けたそうだ。

 

実はWhittakerさんも以前ミュージシャンをしており、自分の演奏を人に聞いてもらえない経験をしてきたという。

 

やがてピアノ演奏に心を動かされたWhittakerさんは、Carterさんのそばに行き、演奏の合間にお互い、個人的な話を語りあったそうだ。

 

 

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インスタのフォロワーに寄付を募る

 

その時、Whittakerさんはある計画を思いつく。彼はCarterさんにチップを贈るために、22万人いるインスタグラムのフォロワーに、このエピソードを伝え、寄付を募った。

 

当初、Whittakerさんは2500ドル(約27万4000円)ほどを想定していたが、30分後には1万ドル(約110万円)も集まったという。

 

Carterさんはこの事実を知ると、驚き、涙を浮かべて喜んだ。その動画がこちら。

 

 

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さらにWhittakerさんは、次の飛行機に乗り込む際も、引き続きフォロワーに寄付をお願いし続けたという。そして続々と寄付が寄せられ、最終的には6万1000ドル(約670万円)がCarterさんに贈られることに。

 

「自分のお金ではありません」

 

Carterさんは巨額のチップについて、「これは自分のお金ではありません」と語っており、今後は四半期ごとにアメリカ腎臓財団に寄付をするつもりだという。

 

そして今後もずっと寄付を続けるために、お金を増やす方法を会計士と相談しているそうだ。(了)

 

出典元:GMA:Airport piano player makes over $60,000 in tips after stranger posts videos on Instagram(8/4)

 

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