自動運転車「ウェイモ」に閉じ込められた男性、空港の駐車場を8周する【動画】
アメリカで、自動運転車に男性が閉じ込められ、しばらく降りられなくなる体験をしたという。
アリゾナ州で「ウェイモ」を利用
その男性とは、ロサンゼルスを拠点とする起業家の、マイク・ジョンズ氏だ。
彼は先月、ウェイモ(Waymo)の自動運転車に乗り、アリゾナ州の町、フェニックスにあるスカイハーバー空港へ向かっていたという。
しかし空港の駐車場へ着いた時、自動運転車は駐車場(おそらくロータリー)を8回も周りはじめ、車から降りられなくなったそうだ。
ジョンズ氏は、その際「ウェイモ」社に電話をし、その後何とか車は止まり、幸いにも飛行機が遅延していたため、乗ることができたという。
In December, Mike Johns got stuck in a self-driving Waymo car in Arizona. ABC News just obtained this video of the ordeal in Scottsdale. pic.twitter.com/VHD3EFmeqI
— Channing Frampton (@Channing_TV) January 6, 2025
ハッキングや悪戯かと思った
ジョンズ氏によれば、最初はハッキングや悪戯かと思ったが、車が何度も駐車場を回っているため、問題があると思ったという。
また彼は、車に乗りながらめまいを感じ、「ウェイモ」社の担当者からアプリを開くようアドバイスをもらったが、そこには車を制御する選択肢がなかったと語っている。
「ウェイモ」社は声明で、問題は数分後に解決したと述べており、この「ループ現象」が、定期的に予定されているソフトウェア・アップデートで対処されたと主張している。
ただ、ジョンズ氏は明らかにこの体験に不満を抱いており、この経験が将来的に無人運転車を使うのを思いとどまらせることはないが、解決すべきことはまだあると語っている。
「ウェイモ」は、サンフランシスコやロサンゼルス、フェニックス、オースティンで自動運転サービスを提供しており、昨年は400万回以上の完全自動運転乗車を提供したという。
また「ウェイモ」の車両は、これまで何百万回もの自動運転を安全にこなしてきたが、犬を死亡させたり、衝突事故でサイクリストが負傷したりするなど、注目を集めた事故が懸念を呼んでいるそうだ。(了)
出典元:The Guardian:LA tech entrepreneur nearly misses flight after getting trapped in robotaxi(1/6)