イスラエルの警察官がパレスチナ人の家に乱入、住民を暴行して連行【動画】
紛争が続くイスラエルで、ユダヤ人の警察官が、パレスチナ人の家に押し入り、家族に対し酷い暴力を振るう動画が投稿されている。
イスラエル警察官が警棒で殴り続ける
この動画が撮影されたのは、イスラエルの街、ハイファとされている。ハイファはテルアビブの北にあり、かつてはアラブ人が多く住んでいたが、その後イスラエルの入植が進められ、現在はユダヤ人とアラブ人とが共に住んでいるという。
動画にはパレスチナ人の家に、イスラエルの警察官が無理やり侵入しようとする様子が映っていた。
しかも警察は、家のドアを閉めようとする男性の住人を、警棒で殴り続けた。そして家にいたパレスチナ人の女性や子供たちは泣き叫び、恐怖に怯え続けた。
Watch these videos! All of them and spread them. This is the reality for #Palestinians living in the #Israeli settler colony. #Police storming into people’s homes and beating the shit out of them. #Save_Sheikh_Jarrah #acab 1/3 pic.twitter.com/eGYqrQNxCt
— Riya Al’Sanah (@RiyaAlsanah) May 12, 2021
さらに他の動画では、その後イスラエルの警察官が家に押し入り、警棒で住民の男性たちを脅し、殴り、最終的には連行していった。
2/3 pic.twitter.com/5v19YJCYmF
— Riya Al’Sanah (@RiyaAlsanah) May 12, 2021
3/3 #ACAB pic.twitter.com/LHO8qf6vVJ
— Riya Al’Sanah (@RiyaAlsanah) May 12, 2021
投稿した「Riya Al’Sanah」さんは、「これが、イスラエルの入植地に住んでいるパレスチナ人達の現実です」と述べている。
なぜ住民の男性が連行されたのか、説明はない。そしてツイッターのコメントにも、「何をして彼らは逮捕されたのか?」と疑問が呈されている。
そのコメントに対し、別のユーザーは「彼らが何をしたのかではなく、彼らがこの土地の先住民だから…」と答えている。
攻撃に反対するイスラエルの女性
また5月16日、パレスチナのガザ地区では、イスラエル軍の砲撃や空爆により、子供10人を含む42人が死亡。戦闘が始まって以来、最も多い犠牲者となった。
イスラエルのネタニヤフ首相は、今後もできる限り攻撃を続けると宣言しており、未だに停戦の道筋は見えない。
イスラエルの右派であるシオニスト(パレスチナの地にユダヤ人国家を再建し、ユダヤ文化の復興を目指す人々)はこの攻撃を支持しているようだが、全てのイスラエルの人々が攻撃を望んでいるわけではない。
実際、あるイスラエル人女性のツイートが注目を集めている。
写真にはボードを抱えた女性が映っており、そこには「ガザを爆撃するために、私の祖父はアウシュビッツを生き延びたわけではない」と力強いメッセージが書かれていた。(了)
Respect. pic.twitter.com/d5aZYe5jYf
— Pouya Alimagham پويا عالي مقام (@iPouya) May 16, 2021
下は過去記事になります。
出典元:nzherald:Video shows Israeli police breaking into Palestinian family home(5/15)