【アフガニスタン】タリバンが4人の誘拐犯の遺体を街で吊るす
アフガニスタンで、タリバンが誘拐犯とみられる4人の遺体を見せしめとして、街の中で吊るしたと、複数のメディアが伝えている。
銃撃戦により誘拐犯が死亡
9月23日、タリバンの元宗教警察の長官だったMullah Nooruddin Turabi氏(現在は刑務所の責任者)は、今後犯罪者には処刑や手足の切断など、厳しい罰が再開されることになる、と明らかにした。
その1日後、ヘラート州の州都では、タリバンと誘拐犯と思われる4人との間で、銃撃戦が繰り広げられたという。
4人はビジネスマンの男性とその息子を誘拐しようとしたらしく、その後銃撃戦により死亡。タリバンは4人の遺体を、街の中心部で吊るしたそうだ。
さらなる誘拐事件を阻止するため
地元の商店主によれば、4人の遺体は街の広場に運ばれ、そのうちの1人の遺体がそこでクレーンによって吊るされたという。
また残りの3人の遺体も、見せしめのために、街の他の広場へ運ばれたそうだ。
ヘラート州のMaulwai Shair副知事は、遺体を吊るしたのは、さらなる誘拐を阻止するためであると説明。また誘拐されそうになったビジネスマンの男性と息子は、解放されたと述べた。
ネットにはすでに動画が投稿される
BBCはまだ独自に、この事件について確認できていないようだが、ネットでは遺体が吊るされる場面の映像などが、投稿されている。
また遺体の胸には「誘拐犯はこのように罰せられるだろう」と書かれた看板(もしくは貼り紙)がかけられていたという。(了)
出典元:BBC:Afghanistan: Taliban hang bodies as warning in city of Herat(9/25)