ロシアの活火山、クリュチェフスカヤ・ソプカに登っていた6人が死亡
ロシアの活火山に登っていた登山者が多く亡くなり、現在も残されたた人々の救助活動が行われている。
12人のグループが遭難
その活火山とは、ロシア東部のカムチャッカ半島にあるクリュチェフスカヤ・ソプカ火山だ。
この山はユーラシア大陸でもっとも高い活火山とされ、標高は4754mもあるという。
そして8月30日、この山の山頂を目指し、2人のガイドを含む12人のグループが出発したそうだ。
しかしその後、少なくとも6人の登山者の死亡が確認され、残りの6人の救出活動が行われている。
悪天候のため救助も難航
登山者の国籍は全員ロシアで、4日後の9月3日、4人の登山者が標高約4000mで落下して即死。さらに2人がその直後に死亡したという。
またガイドの1人は足を骨折しているとされ、これまでに数回救助活動が試みられてきたそうだ。
9月4日にも3度目の救出活動が試みられたが、強風のためヘリコプターが着陸できなかったという。そして現在も火山に残された6人の登山者と連絡が取れていない。
ただ登山者のうち2人は標高3300メートルのキャンプに、別の4人は標高4000メートルのテントに避難しているとみられている。
クリュチェフスカヤ・ソプカ山は、ユネスコ世界遺産「カムチャッカの火山群」の一部とされ、一部の先住民族によって神聖視されているという。(了)
出典元:BBC:Klyuchevskaya Sopka: Climbers killed during a fall on Russian volcano(9/4)