Twitter/Sol del Sureste

タイで女性のユーチューバーが、コウモリを食べたとして逮捕され、有罪になる可能性があるという。（当サイトに動画はありません）

動画を見た人から苦情が殺到

そのユーチューバーとは、Phonchanok Srisunaklua容疑者だ。

彼女は先日、スープの中にコウモリを丸ごと入れて食べる動画を撮影。それをYouTubeに投稿したという。

しかしタイでは、「Sars-Cov-2」に近いウイルスに感染したコウモリが発見されていたことから、動画を見た人から苦情が殺到。健康への影響を憂慮する意見などが寄せられたそうだ。

その後、Srisunaklua容疑者は、タイ警察により「保護された野生動物の死骸の所持」と「コンピューター犯罪法（2007年）違反」の容疑で逮捕された。

非常に危険な行為

国立公園・野生生物・植物保護局の獣医であるPattaraphon Manee-on氏は、次のように述べている。

「今、映像で見てショックを受けました。このような事件はタイでも世界でも起こってはならないことですから。特にコウモリは多くの病原体を持っているので、非常に危険な行為です。お湯の温度で実際に細菌が死ぬという確証はありません。（コウモリの）唾液や血液、皮膚に触れるだけでも危険とされています。コウモリの病気への懸念のほか、コウモリは保護動物であるため、この女性は2019年に成立した保護・野生動物法違反の罪に問われる可能性があります」

一部の専門家によると、コウモリは1万を超えるウイルスを保有していると言われており、それが人間に感染して新たなパンデミックを起こす可能性もあるという。

もっとも、タイでコウモリを食べたり、取引したりしているのは彼女だけではない。

しかしSrisunaklua容疑者は、すでに謝罪の動画も投稿しており、有罪になれば5年以下の懲役または50万バーツ（約200万円）の罰金に処せられる可能性があるそうだ。（了）

出典元：METRO：Thai blogger arrested after eating a whole bat in bowl of soup(11/10)