カルト宗教の指導者、20人の女性や少女と結婚し、告発される【アメリカ】
アメリカでカルト宗教の指導者が、数多くの女性と結婚していたとして、告発された。
ほとんどの女性が未成年
その指導者とは、サミュエル・ラパイル・ベイトマン被告(46)だ。
彼は、アリゾナ州に拠点を置く、モルモン教の分派「末日聖徒イエス・キリスト原理主義教会(Fundamentalist Church of Jesus Christ of Latter-Day Saints :FLDS)」の元メンバーで、その後自ら分派を立ち上げ、小さなグループの指導者になったという。
このカルト教団は一夫多妻制を取り入れており、ベイトマン被告は2019年に、約50人の信者の小さなグループの指導者になった後、「自分が預言者であると宣言し始め」、自らの10代の娘と結婚する意思を表明したそうだ。
その後、最大20人の女性と結婚。しかしその多くが未成年で、ほとんどが15歳未満だった。(現在いる妻のうち、何人かは18歳未満だとの情報も)
Arizona polygamous leader Samuel Bateman had 20 wives, most under age 15 https://t.co/X7YhrMRIFI pic.twitter.com/LMeAOQNY0L
— New York Post (@nypost) December 4, 2022
警察官がドアの隙間から子供の指を発見
FBIの宣誓供述書によると、ベイトマン被告は結婚した女性たちに、近親相姦や小児性愛者とのグループセックス、子どもの性的人身売買を強要していたという。
しかし今年の9月、ベイトマン被告は汚らしいトレーラーで州境を越え、未成年の少女たちを移送しているところを地元警察に発見され、逮捕された。
当時、州の警察官がベイトマン被告の車の後ろに停車した際、牽引していた後部トレーラーのドアの隙間から、子供の小さな指が動いているのを目撃し、その車を止めたそうだ。
一旦、保釈されるも再び逮捕・起訴
その後、ベイトマン被告は3件の児童虐待の容疑で逮捕・起訴されたが、その後一旦保釈されてしまう。
しかし再び、罪が明らかになり逮捕・起訴。その間にFBIは、ベイトマン被告の2つの家に何度も踏み込み、9人の少女を保護下に置いたという。
連邦判事は、ベイトマン被告がパイロットであり、サバイバリストであり、信奉者や国際的な人脈を持っていて、資金や他の資源を援助してくれる相手がいる可能性を指摘。
このため裁判が決着するまで、ベイトマン被告を刑務所に投獄するよう命じたそうだ。(了)
出典元:METRO:Man had 20 wives as young as nine and married his own daughter(12/4)