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オーストラリアの川で数百万匹の魚が大量死、原因は熱波か?

オーストラリアの川で数百万匹の魚が大量死、原因は熱波か?
Twitter/Kate McBride

オーストラリアの川で、多くの魚が死んでいるのが見つかり、住民を驚かせている。

 

今までで最大規模の大量死

 

魚の大量死が報告されたのは3月17日の朝、場所はニューサウスウェールズ州の町、メニンディーを流れるダーリング・バアカ川とされている。

 

地元の住民が朝、その川に数百万匹の魚が死んでいるのを発見し、驚いたそうだ。

 

この町では3年前にも魚の大量死が発生しているが、今回は最大規模になるという。

 

熱波が川にストレスを与えている

 

ニューサウスウェールズ州第一次産業省(DPI)はFacebookの投稿で、「熱波が、大規模な洪水による極限状態を経験した(河川)システムに、さらなるストレスを与えている」と述べている。

 

メニンディーの町の気温は、3月18日には41℃に達すると予想されており、今までも熱波が続いていたそうだ。

 

この町には約500人が住んでいるが、人々は洗濯やシャワーのために川の水を活用しているため、今後は生活用水を利用できなくなると考えられている。

 

異常気象に見舞われやすい流域

 

ダーリング・バアカ川は、オーストラリア最大の河川系で、マレー・ダーリング盆地の一部を流れている。当局によると農業、産業、地域社会が河川システムの水を使用した結果、川を流れる水の量が少なくなったという。

 

また、この流域は異常気象に見舞われやすく、気候の変動が激しいため、火災や干ばつの影響を受けやすいそうだ。

 

ニューサウスウェールズ州DPIは、今回の事件への対応と、魚の死の根本的な原因を探るために、連邦政府機関と協力すると述べている。(了)

 

出典元:BBC:Menindee: Millions of dead fish wash up near Australian town(3/17)

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