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スクールバスの運転手、故意にブレーキを強く踏み、児童虐待で訴えられる

スクールバスの運転手、故意にブレーキを強く踏み、児童虐待で訴えられる
YouTube/KRDO NewsChannel 13

アメリカ・コロラド州で、スクールバスの運転手が、児童虐待の容疑で告訴された。

 

適切に座席に座るよう促す

 

そのバス運転手とは、ブライアン・フィッツジェラルド被告(61)だ。

 

彼は3月1日の午後、キャッスルロック小学校の生徒たちを乗せて、バスを運転していたという。

 

ダグラス郡学区が公開した動画では、フィッツジェラルド被告が子供たちに、きちんと座席に座るよう促し、その後急ブレーキを踏む様子が映っていた。それがこちら。

 

「どれだけ危険か見たいか?」

 

動画の中で、フィッツジェラルド被告は子供たちに向かって「お前ら、これ(適切に座っていないこと)がどれだけ危険か見たいか?」と声を掛けている。

 

その後、時速14kmの速さで急ブレーキをかけ、子供たちは前かがみになり、席から投げ出されそうになってしまう。

 

やがてフィッツジェラルド被告は、子供たちに向かって「わかったか?だから、座席に座ってないとダメなんだ。前を向いて、ちゃんと座りなさい」と声を掛けた。

 

驚いた生徒たちは、「なんで、そんなことするんだろう」と呟き、「大丈夫かい」とお互いに声を掛けあっていたという。

 

生徒がケガをする

 

その後、生徒の1人は「バスの運転手がブレーキを踏んで、誰かがひどく怪我をして、頬から血を流しているんだ」と携帯電話で報告したそうだ。

 

やがてフィッツジェラルド被告は、急ブレーキの事実を知った保護者から問い詰められ、「自分は代行バスの運転手だ」や「子供たちを座席に座らせようとしていた」「女の子が怪我をしたのなら、申し訳ない」と謝ったという。

 

しかしフィッツジェラルド被告は、この行為により、4月12日に30件の児童虐待容疑で告訴された。

 

学区への手紙の中で、フィッツジェラルド被告は自分の行為を謝罪しているが、5月12日には初公判に出廷する予定とされている。(了)

 

出典元:ABC News:Colorado school bus driver faces 30 child abuse charges after seen braking hard in video(4/22)

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