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潜水艇「タイタン」の船体を回収、内部に遺体のようなものが残されていた

潜水艇「タイタン」の船体を回収、内部に遺体のようなものが残されていた
Twitter/Allison King

タイタニック号を見るために航海していた、潜水艇「タイタン」の一部が回収された。

 

人間の骨と思われる証拠

 

6月28日の朝(現地時間)、カナダのニューファンドランド州セントジョンズにあるカナダ沿岸警備隊の桟橋で、「タイタン」の残骸がカナダ船の「ホライズン・アークティック号」から降ろされたという。

 

「タイタン」の事故では乗っていた5人が死亡したが、アメリカの沿岸警備隊は28日、回収された船体の一部から、人間の骨と思われる証拠を受け取ったと明らかにした。

 

人骨と思われるものは、海洋調査委員会による「さらなる分析と検査」のため、今後アメリカ国内の港に輸送されるという。

 

圧力室の壊滅的な破壊と一致

 

6月22日、遠隔操作で動く潜水艇が、行方不明だった「タイタン」を発見。その残骸は、沈没したタイタニック号の船首から約1600フィート(約490m)の地点にあったそうだ。

 

そして発見された「タイタン」の残骸は、圧力室の壊滅的な破壊と一致したという。

 

海洋調査委員会のジェイソン・ノイバウアー委員長は声明の中で、次のように述べている。

 

「この証拠は、(略)この悲劇の原因に関する重要な洞察を与えるだろう。タイタン号の大惨事を招いた要因を解明し、同じような悲劇が二度と起こらないようにするためには、まだかなりの量の作業が必要です」

 

運営会社「オーシャンゲート」社の潜水艇「タイタン」は6月18日、潜水開始から約1時間45分後に連絡が途絶え、行方不明になり、その後爆縮によって圧壊したとみられている。(了)

 

出典元:ABC News:Salvaged debris from Titan submersible contains ‘presumed human remains’: US Coast Guard(6/29)

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