Facebook/Lee County Sheriff's Office

先週、アメリカ·フロリダ州のリサイクルショップで、人の頭蓋骨がハロウィングッズとして売られているのが見つかった。アメリカのメディアが報じている。店主は数年前にそれを買い取り、今年のハロウィンまで倉庫に保管してあったとのこと。

飾り物のはずが本物だった

フロリダ州ノース·フォート·マイヤーズにあるそのリサイクルショップは、先月、ハロウィン用のグッズコーナーを作った。だが、そこに置かれていた頭蓋骨が本物と思う客は誰もいなかった。そこに、人骨を見慣れた人類学者がたまたま客として訪れた。彼はすぐに本物だと分かった。

連絡を受けたフロリダ州リー郡の保安官事務所は、重大犯罪課の捜査官を数人、店に派遣した。頭蓋骨を調べた捜査官たちは、それが本物であるということで意見が一致した。

頭蓋骨は数年前に店が買い取ったもので、その日まで倉庫に置かれていたと店主は話している。

保安官事務所は、11月1日、フェイスブックに写真をアップしてこの事件を報告した。地元の検視局と協力し、見つかった頭蓋骨をさらに詳しく調査する予定だ。

事件性はなさそう

リサイクルショップには、誰でも物を持ち込んで買い取ってもらうことができる。この頭蓋骨も誰かが持ち込んだわけだが、その人物については、現在全く分かっていない。

海外メディアによれば、フロリダ州では人体の一部を、そうと分かっていながら売ったり買ったりすると、刑事罰の対象となる。今回の件では、頭蓋骨を売った人物と、買い取った店主が法に触れる可能性がある。捜査を担当する保安官は、今のところ「状況から見て怪しい点はない」と言っているが、今後どうなるかは分からない。

アメリカでは、今年9月にも似たような事件があった。アリゾナ州のリサイクルショップに置かれた物品寄付の箱に、やはり人間の頭蓋骨が入っていた。（了）

出典元：CBC News:Likely human skull found in Halloween section of Florida thrift store(11/5)
出典元：Orland.com:Shopper finds human skull in Florida thrift store(11/5)