【インドネシア】即席麺で作るウェディングケーキが評判に
ケーキといえば甘いもの。デザートやおやつに食べるのが普通だが、インドネシアでは、数年前に登場した食事のためのケーキが評判になっている。
即席麺のケーキ
インドネシアの首都ジャカルタにある「Tot Aw」という店では、スポンジの代わりに麺を使ってケーキを作っている。トッピングするのは甘いクリームでなく、チキンのカレー煮やミートボール、スパイシーシュリンプといった本格的な料理だ。
麺はなんと即席麺。インドネシアで有名な、「インドミー・ミーゴレン」という袋入りのもの。「ミーゴレン」は焼きそばのような料理だが、インドミー社が出しているこの即席麺は、炒めずに、茹でた麺をそのまま食べる。
「Tot Aw」では、茹でた麺を型に入れてケーキ(麺)の台を作り、その上に様々なソースで味をつけたチキンやビーフ、魚介、チーズなどを盛っている。よく売れるのは2段のケーキで、これには「インドミー・ミーゴレン」の麺が17袋使われるそうだ。
この店はもともとドーナツショップだったが、2017年から即席麺のケーキを売り始めて話題になった。最近は、ツイッターに投稿されたケーキの写真が爆発的に拡散されたらしい。店のインスタグラムには、麺のウエディングケーキやバースデーケーキが掲載されている。
子供の頃のお弁当から得たアイディア
それにしても、この奇抜な発想はどこから出てきたのか?海外メディアから取材を受けた店のオーナーシェフ・Erwinさんは、「子供の頃、母親がお弁当箱にミーゴレンを詰め込んでいて、食べる時にはケーキのようにひと固まりになっていた」と言う。そこからアイディアを得て、麺のケーキを作ってみたそうだ。
麺のケーキがよく売れるので、本来のドーナツ作りは休業していたが、そちらも再開するとErwinさんは言う。しかし今回は、普通のドーナツではなく、即席麺を揚げたドーナツに挑戦する。
(了)
出典元:Odditycentral:Indonesian Bakery Makes Delicious-Looking Cakes Out of Instant Noodles(2/7)
出典元:Metro:Noodle lovers can now get huge tiered Mi Goreng wedding cakes(2/4)