インドやインドネシアなどで金環日食、「炎の指輪」を観測
主に南アジアを中心に、幅広い地域で日食が観測され、多くの人々がめったにない機会を楽しんだという。
「金環日食(炎の指輪)」を観測
この日食が観測できたのは、インドやスリランカ、インドネシア、サウジアラビアなどを含む中東から南アジア、東南アジアの国々とされている。
そこでは多くの人々が、珍しい自然現象を見るために集まり、専用のメガネなどを通して、空を見上げたそうだ。
インド南部の都市、Dindigulなどでは、月が太陽を隠し、その周りがくっきりと光る現象、「金環日食(英語名:ring of fire:炎の指輪)」が撮影された。
'RING OF FIRE': The moon covers the sun in a rare annular solar eclipse as seen from the south Indian city of Dindigul. https://t.co/i20H7CXqCe pic.twitter.com/lTpASXrIdE
— ABC News (@ABC) December 26, 2019
RARE "RING OF FIRE"
LOOK: The moon totally covers the sun in a rare "ring of fire" solar eclipse as seen from the south Indian city of Dindigul in Tamil Nadu on 26 December. | 📷: AFP Photos pic.twitter.com/QibAq7fiqt
— Daily Tribune (@tribunephl) December 26, 2019
Residents in awe of “ring of fire” eclipse in UAE. https://t.co/E1gRH8twDh pic.twitter.com/ZojeUtr6uJ
— ABC News (@ABC) December 26, 2019
以前、観測されたのは今年の7月2日
実は日食はたいてい、毎年2回地球上のどこかで観測されているという。それらは地球と太陽の間に月が移動し、その地域が月の影に覆われることで起きる。
日本全国でも26日に部分日食が観測され、東京では15時35分に最大食となった。
また今回の前に、世界で皆既日食が観測されたのは7月2日、主に南アメリカに住む人々が見ることができたという。
次の皆既日食は2020年の12月14日。月が太陽を完全に隠す様子が見られるのは、チリ南部やアルゼンチン、またアフリカ南西部や南極大陸の一部地域とされている。(了)
出典元:BBC:Annular solar eclipse: Crowds in Asia gather to see ‘ring of fire’(12/26)
出典元:国立天文台:部分日食(2019年12月)