アニマルセンターでオスの雁を手術中、メスが窓に現れ、見守り続ける
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アメリカで雁の手術をしていた所、そのパートナーが突然現れ、見守る様子が目撃された。
足の2箇所を骨折した雁
マサチューセッツ州のケープコッドにある「New England野生動物センター」のスタッフによれば、7月13日、「アーノルド」と呼ばれるオスの雁が、足を引きずって倒れているのを発見したという。
「アーノルド」はセンターの近くの池で、メスのパートナーとすでに数年間も一緒に暮らしてきたそうだ。
その後、「アーノルド」を調べた結果、足の2カ所が骨折しているのを発見。このため14日には、センターで手術を行ったという。
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手術の間中、ずっとオスを見守る
手術を進めていたところ、やがてスタッフは窓を叩く音を聞く。そして振り返ってみると、ポーチの所で「アーノルド」のメスのパートナーが窓をつついて、部屋に入ろうとしていたそうだ。
パートナーは部屋に入れないことに興奮しながらも、「アーノルド」の手術を行っている間中、ずっとその場に留まり、見守り続けたという。
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結局、手術は成功し、スタッフは麻酔から覚めた「アーノルド」を、回復するまで、戸口付近に置いておくことにしたとか。
そのおかげでパートナーも「アーノルド」に会うことができるようになったという。「New England野生動物センター」のスタッフは次のように語っている。
「私たちはドアを開けて、戸口でアーノルドに酸素を与えました。彼のパートナーはすぐに落ち着き、ドア越しにグルーミングを始めたのです」
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もっとも「アーノルド」は手術で足の指一本を切断せざるを得ず、野生に戻るにはまだ治療が必要なため、スタッフは今後もドアの近くで治療を続けていくつもりだという。(了)
当サイトでは過去にも、雁の絆を示した記事を投稿している。そちらも是非、ご覧いただきたい。
出典元:CBS Boston:Goose Undergoing Surgery Gets Surprise Visit From His Mate Outside Cape Wildlife Center(7/15)