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モンスター級の寒気がアメリカを襲来、暴風雪により28名が死亡

モンスター級の寒気がアメリカを襲来、暴風雪により28名が死亡
Twitter/BuffaloWeather

アメリカで、北極からの強い寒気が流れ込み、雪を伴った激しい嵐が起きたという。

 

25日の時点で28名の死亡

 

この寒気は先週末頃、カナダに近い五大湖からメキシコ国境沿いまで南下し、コロラド州やカンザス州、オクラホマ州、ネブラスカ州、ニューヨーク州などで死者を出すにまで至ったという。

 

25日の時点で28名の死亡が確認されており、今後も増える可能性があると指摘されている。

 

アメリカ全土で気温は氷点下になり、気象予報官は「生命を脅かす危険性がある」とし、警戒を呼び掛けていたそうだ。

 

アメリカ国立気象局(NWS)は、「地域によっては、屋外にいると数分で凍傷になる可能性がある」と警告。

 

旅行や外出をする人に「重ね着をして極寒に備え、肌の露出部分をできるだけ覆い、冬の安全キットを車に積む」ようアドバイスしている。

 

湖畔の家が、氷柱で覆われる

 

最も被害が大きかったのは、ニューヨーク州北部のバッファローで、2日間にわたる大雪と強風のため、1977年以来最も厳しい状況になったと地元当局が述べているという。

 

25日の夕方には4フィート(約1.2m)から5フィート(約1.5m)の積雪が予想され、さらに6フィート(約1.8m)まで雪が降ると予想されていた。

 

 

SNSには、近くの「エリー湖」の湖畔にある家が、大きな氷柱で覆われる動画も投稿されている。

 

 

先週末からの3日間の吹雪により、人々は高速道路や普通の道路で車から出られなくなったという。

 

しかもバッファロー市内のすべての消防車も立ち往生し、救急車は1回の移動に平均3時間かかっていたそうだ。

 

バッファローを管轄する保安官事務所のティム・カーニー主任は、「カテゴリー3のハリケーンに雪が混じったようなものだ」と語っている。(了)

 

出典元:The Guardian:‘Life-threatening hazard’: 28 dead in Arctic storm battering US(12/25)

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