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スターバックス会長ハワード・シュルツ氏が退任、大統領選出馬も?

スターバックス会長ハワード・シュルツ氏が退任、大統領選出馬も?
Twitter / PR Noticias

米スターバックスの会長で、同社を一大企業へと成長させたことで知られるハワード・シュルツ氏(64)が、会長を退任すると共に、米国大統領の座を狙っているのではないかとして世間を騒がせている。

 

36年間のスターバックスへの貢献に幕

 

米スターバックスがシュルツ氏の退任を発表したのは今月4日。

 

同氏は今月末に会長の座を退任。1982年の入社以来36年間にわたるスターバックスへの貢献に幕を閉じることとなる。

 

シュルツ氏の後任としては、米大手百貨店チェーンのCEOを務めたマイロン・ウルマン氏が会長に就任するとのことだ。

 

 

米大統領選出馬への憶測が飛び交う

 

一方、シュルツ氏のこのタイミングでの会長退任については、2020年の米国大統領選への出馬を見据えたものでは、との憶測が広がっている。

 

同氏は政治についてたびたび言及しており、これまでにも民主党から政界入りを目指すのでは、と囁かれてきた。

 

また退任にあたってのNew York Timesでのインタビューにおいても、シュルツ氏は「私は長きにわたり、この国の拡大する分断と世界における立ち位置に深い懸念を抱いてきた」と言及。

 

さらに「次の段階にやりたいことの1つとしては、(社会へ)還元をする役割が自分にあるか、を探すことだ」として、今後の政界入りの可能性を匂わせる発言を行っている。

 

しかし大統領選への出馬の意思について尋ねられた際には、「幅広い選択肢を検討するつもりであり、その中には公職も含まれる」としつつも、「将来について決定を下すには、まだほど遠い」と言葉を濁しており、出馬に向けた先行きは不透明な模様だ。

 

 

大統領選に出馬しなければ慈善活動も?

 

他方で、大統領選に出馬しなかった場合のシュルツ氏の今後としては、慈善活動も考えられそうだ。

 

同氏はスターバックス退任にあたり同社の従業員にあてた書簡の中でも、“慈善活動から公職まで”幅広い選択肢を検討する、としている。

 

さらにシュルツ氏の下で、スターバックスはこれまでにも社会問題に取り組む姿勢をみせてきた。

 

一例として挙げられるのは、同社が1988年に開始した、フルタイムからパートタイムまで全ての従業員への健康保険の支給だ。

 

ちなみにシュルツ氏自身は貧しい家庭環境で幼少期を過ごしており、これに関して「父親が働きたくても働けなかったような会社を作りたいと考えていた」と過去に述べている。

 

また昨年同社は、トランプ大統領により実施されたイスラム教国7カ国から米国への入国禁止措置への対抗策として、今後5年間かけて1万人もの難民を雇用する計画の発表も行っている。

 

大統領選に出馬するか否かということはさておき、シュルツ氏がスターバックスにおいて行ってきた社会問題への取り組みは、同社の退任後にも続けられていく可能性が高そうだ。

 

 

スターバックスに多大な貢献をしたシュルツ氏

 

シュルツ氏がスターバックスに入社したのは1982年のこと。

 

この際、米国にわずか11店舗しかなかったスターバックスは、シュルツ氏の下で急速に拡大。今や77カ国で2万8000店舗も持つ一大企業へと成長した。

 

またシュルツ氏は昨年最高経営責任者としての立場から遠ざかった後も、“スターバックスの顔”として君臨し続けてきた。

 

そんな彼がスターバックスから離れることにより、同社は新たな局面を迎えることとなる。

 

 

いずれにせよ、スターバックスを大きく成長させたシュルツ氏が、今後はどのような場で活躍をみせてくれるのか、楽しみだ。(了)

 

出典:New York Times:Howard Schultz to Step Down as Starbucks Executive Chairman(6/4)

出典:CNNMoney:Howard Schultz steps down at Starbucks, may consider run for president(6/4)

出典:The Guardian:Starbucks chairman Howard Schultz to quit amid rumors of run for office(6/4)

出典:CNNMoney:Starbucks pledges to hire 10,000 refugees(2017/1/29)

出典:ログミー:米国スタバが全店閉鎖してまで取り戻したかったもの-ハワード・シュルツCEOが語る原点

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