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コーヒー豆の値段が、50年ぶりの記録的な高値を更新

コーヒー豆の値段が、50年ぶりの記録的な高値を更新
flickr_Theo Crazzolara

コーヒー豆は、世界有数の生産地域の一部で厳しい生育シーズンを迎えたため、これまでにないほどの高値に達しているという。

 

1977年に記録された価格を上回る

 

米誌「ウォールストリート・ジャーナル」は今週初め、生のアラビカ・コーヒーの価格が1ポンド(約454グラム)あたり、約3.44ドル(約525円)という記録的な高値に達したと報じた。

 

この価格はこれまでで最も高く、1977年に記録された3.35ドルを上回ったという。

 

コーヒー豆の値段は今年に入って、すでに83%以上も上昇しており、南米の生産国では来年の収穫に対する天候への懸念がすでに高まっている。

 

ブラジルでは厳しい干ばつや大雨が影響

 

世界最大のコーヒー生産国で、世界の供給量の約39%を占めるブラジルでは、この1年、厳しい干ばつの後、大雨が続いたことを受け、すでにコーヒー業者が、人気のカフェイン入りコーヒー豆の価格を値上げする見通しだという。

 

また大手コーヒー取引業者の「ボルカフェ」は12月10日、2025年~2026年のアラビカ豆の生産見通しを、約25%引き下げ、3440万袋としたそうだ。

 

「ボルカフェ」は5年連続の赤字となっており、9月の見積もり以来、現在までに約1100万袋を削減している。

 

世界第2位の生産国であるベトナムも、今年はコーヒー豆の価格が着実に上昇していると報告している。

 

アメリカ農務省海外農業局の報告書によると、収穫を妨げた初夏の干ばつによる損失を取り戻すために、ベトナムでは投資を増やしているという。

 

その一方で、多くのコーヒー農家は、今後も価格上昇が継続されることを期待して、コーヒー豆の在庫をより長く保有しているそうだ。(了)

 

出典元:GMA:Coffee prices rise to nearly 50-year high due to weather changes in this top growing region(12/13)

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