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肉を食らうハエの幼虫をアメリカで発見、カナダ政府が牛や馬の輸入を禁止へ

肉を食らうハエの幼虫をアメリカで発見、カナダ政府が牛や馬の輸入を禁止へ
X_Al Jazeera English

アメリカで、牛などに寄生するハエの幼虫が発見されたことを受け、カナダ政府は牛や馬の輸入を禁止する措置をとった。

 

「新世界ラセンウジバエ」

 

カナダ食品検査庁は先週、アメリカで子牛から肉食性のハエの幼虫が見つかったことを受け、テキサス州からの家畜の輸入を一時的に禁止すると発表した。

 

カナダ食品検査庁によれば、この措置により、カナダの国境を超える21日前に、テキサス州にいた牛や馬の入国が認められなくなるという。

 

アメリカのテキサス州は国内で最大の牛肉・牛の生産地とされ、アメリカ農務省(USDA)は先日、同州で2頭目の子牛から「ニュー・ワールド・スクリューワーム(NWS:新世界ラセンウジバエ)」の寄生虫が発見されたと発表した。

 

テキサス州のアボット知事は6月5日、記者団に対し、「これは夏の間を通して、広がる可能性が高い」と警告した。

 

孵化した幼虫が宿主の肉を貪る

 

「ニュー・ワールド・スクリューワーム」は、寄生性のハエの一種で、メスは生きた温血動物や人間の傷口や粘膜に卵を産み付けるという。

 

卵が孵化すると、数百匹の幼虫が鋭い口で生きた肉を食い荒らし、治療せずに放置すると最終的に宿主を死に至らしめるそうだ。

 

アメリカ農務省は6月3日、テキサス州で60年ぶりに、生後3週間の子牛の臍帯付近から幼虫が検出されたと発表。そして6月5日にも、最初の症例から約9km離れたザバラ郡で、生後1カ月の子牛から寄生虫が発見され、2例目の感染が確認された。

 

この2頭目の子牛のケースは、農務省が「複数の疑い例」を検査していた際に発見されたという。

 

「ニュー・ワールド・スクリューワーム」はすでに中米やメキシコで拡大しており、アメリカの農業当局と保健当局は、厳重に監視をしているそうだ。

 

カナダ政府は、この寄生虫が温暖で湿潤な地域で蔓延してきたため、カナダの寒冷な気候では問題になる可能性は低いとしながらも、農家に対し、家畜の傷や「分泌物や悪臭を伴う」切り傷がないか注意深く観察するよう警告している。(了)

 

出典元:BBC:Canada bans Texas cattle over flesh-eating screwworm outbreak in US(6/5)

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