イスラエルの大統領、野党連合のリーダーに組閣を委任

イスラエルの大統領が、野党連合のリーダーであるガディ・アイゼンコット氏(66)を、組閣する候補者に指名した。
組閣を委任する意向を伝える
イサク・ヘルツォグ大統領の事務所は11月7日、Yashar党の党首であるアイゼンコット氏に対し、「組閣を委任する意向」を伝えたと明らかにした。
正式な任命式は、11月8日にエルサレムの大統領官邸で行われる予定だという。
アイゼンコット氏は指名発表を受けて、SNSの「X」に「今こそ国家非常事態政府を樹立する時だ。我々は、その責務を果たすべく全力を尽くす」と投稿した。
Israel’s president had asked opposition leader Gadi Eisenkot to form the next government over his rival Prime Minister Benjamin Netanyahu. Al Jazeera’s Nour Odeh explains how opposition to Netanyahu brought different political parties together. https://t.co/fjg3XNQlWM
— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 7, 2026
アラブ系政党から推薦を受ける
10月の選挙で、アイゼンコット氏率いる幅広い野党連合は、イスラエル議会の120議席中48議席を獲得したが、ネタニヤフ陣営も53議席にとどまり、いずれも過半数を獲得できなかった。
一方、アラブ系の2政党、「ラアム」と「共同リスト」は、合わせて19議席を獲得し、大きく支持を伸ばした。
そしてヘルツォグ大統領との党内協議において、アイゼンコット氏は、アラブ系政党2党からの推薦を受けたという。
しかしアイゼンコット氏の陣営が政権樹立にあたり、アラブ系政党の支援を受け入れるかどうかは、依然として不透明だ。
ただアイゼンコット氏が連立政権樹立に成功すれば、イスラエル史上最長の在任期間を誇るネタニヤフ首相の後任として、首相に就任することになる。
平和主義者ではない
アイゼンコット氏は2015年から2019年まで軍参謀総長を務めており、ネタニヤフ政権下で急激に右傾化し、国内が分裂している状態の中で、国民の団結を目指している。
また彼は、ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人を攻撃してきた入植者の過激派を取り締まると誓い、最近の事件をネタニヤフ政権によって助長された、「ユダヤ人のテロ」だと非難した。
しかしアイゼンコット氏も、平和主義者ではない。彼はパレスチナ国家の樹立に反対し、ガザ地区における「ハマス」の支配を終わらせ、軍事部門を壊滅させると誓っている。
さらにアイゼンコット氏は、2006年の「ヒズボラ」との戦争で軍を指揮しており、その際も「ヒズボラ」の支配地域にある民間インフラに対して、大規模な武力行使を行ったという。(了)
出典元:The Guardian:Israel’s president picks Yashar leader Gadi Eisenkot to form government(11/7)

























