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ロシアの市議会が、ウクライナ侵略を行ったプーチン大統領を反逆罪で告発

ロシアの市議会が、ウクライナ侵略を行ったプーチン大統領を反逆罪で告発
flickr_Global Panorama

ロシアのプーチン大統領が生まれたサンクトペテルブルクにある町の市議会が、ある重要な告発を行った。

 

「ロシア兵が死亡し、経済もダメージ」

 

サンクトペテルブルグの自治体、スモルニンスコエ市(または区)の議員グループは、ロシア連邦議会に対し、異例の訴えを行ったという。

 

議員グループは、プーチン大統領のウクライナ戦争で、何千人ものロシア兵が死亡し、国の経済がダメージを受けたと主張。「若い健康な市民が死んだり、傷ついたりしている」と訴え、次のように述べている。

 

「ロシア経済は苦しみ、NATOは拡大し、ウクライナはプーチンの無謀な政策によって新しい近代的な設備を獲得している。我々は、これが大逆罪であると信じる理由を列挙した。プーチンの行動の結果、ロシアとNATOの陸上国境が2倍になったことをロシア人は理解しなければならない」

 

「国民の安全を害している」

 

プーチン大統領に対する反逆罪の要求は、20人のうち出席した10人の議員により、賛成7、棄権3で可決されたという。

 

反逆罪を支持した副市長のドミトリー・パリュガさん(35)は、次のように語っている。

 

「プーチンの戦争は、ロシアとその国民の安全を害している。ロシア大統領が宣言した目標の一つは、ウクライナの非軍事化であるが、我々は全く逆のことが起きていると見ている。単に彼自身のレトリックの中で、ロシア連邦の安全保障を損なっているのです。現在の路線に同意せず、プーチンがロシアに害を与えていると考える(民主的な)代表者がいることを人々に示したいのです。私たちは、それを話すことを恐れていないことを人々に示したいのです」

 

無論、議員たちは自分たちの要求が、連邦議会で可決されるとは思っていない。またプーチンのウクライナ侵略を批判した人たちは、しばしば不可解な状況で死亡している。

 

そんな中で、ウクライナ戦争に対する反逆罪を要求したことは、非常に勇気ある行動といえるだろう。(了)

 

出典元:MailOnline:Councillors in Putin’s home city call for him to face TREASON charges over the war in Ukraine(9/8)

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