「パレスチナ人に対するジェノサイドを支援している」米民主党の議員も大統領を批判
アメリカの民主党の議員からも、イスラエルを支援するジョー・バイデン大統領に対し、批判の声が上がりはじめた。
Xに批判する動画を投稿
その議員とは、ミシガン州選出の民主党下院議員のラシダ・ハルビ・タリーブ氏だ。
彼女は11月3日にXに投稿した動画において、民主党のバイデン大統領が「パレスチナ人へのジェノサイドを支援した」と非難したという。
その動画には、地元ミシガン州のほか、カリフォルニア州、ニューヨーク州、さらにはペンシルベニア州やオハイオ州などで、人々がパレスチナの国旗を掲げて「パレスチナを解放せよ!」などのフレーズを叫ぶ抗議活動の映像が含まれていた。
また動画でタリーブ議員は「大統領、アメリカ国民はこの問題(イスラエルのガザへの攻撃)に関してあなたに賛成ではありません。ジョー・バイデンは、パレスチナ人に対するジェノサイドを支援した」と述べたそうだ。
.@POTUS, the majority of the American people are not with you on this one. #CeasefireNow pic.twitter.com/rV97zrMkad
— Rashida Tlaib (@RashidaTlaib) November 3, 2023
「命を救うことに全力を注ぐべき」
アメリカ議会で唯一のパレスチナ系アメリカ人であるタリーブ議員は、以前声明を発表し、「アメリカ人は、戦争犯罪への資金提供を支持していない」と発言。さらに次のように訴えたという。
「イスラエル政府がガザ地区で民族浄化を行う中、バイデン大統領はネタニヤフ首相を応援している。イスラエルの市民も、停戦を拒否したことに抗議している。われわれは彼らの信仰や民族性がどんなであろうとも、命を救うことに全力を注がなければならない」
またタリーブ議員は、イスラエル・ハマス紛争への対応により、次期大統領選挙を前に、地域社会での支持を失いつつある、とバイデン大統領に警告したという。(了)
出典元:NBC:Rep. Rashida Tlaib accuses Biden of supporting ‘genocide’ of Palestinian people(11/4)