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NASA、地球に接近する小惑星を発見するため、次世代の宇宙望遠鏡をテスト

NASA、地球に接近する小惑星を発見するため、次世代の宇宙望遠鏡をテスト
NASA Science Editorial Team

NASA(アメリカ航空宇宙局)は5月5日、都市や惑星を破壊する可能性のある小惑星を発見するのに役立つ、次世代望遠鏡の試験を行っていると発表した。

 

NASA初の赤外線宇宙望遠鏡

 

その次世代の望遠鏡とは、地球近傍天体探査機の「NEOサーベイヤー」だ。

 

NASAの声明によれば、「NEOサーベイヤー」はNASA初の赤外線宇宙望遠鏡であり、地球に接近する危険な小惑星を探査するために特別に設計されたという。

 

この望遠鏡は、2027年9月以降に打ち上げられる予定で、地球から約100万マイル(約160万km)離れた地点まで飛行し、少なくとも5年間運用されるそうだ。

 

「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」と同様に、「NEOサーベイヤー」は天体の熱を利用して検出。このミッションを率いるアリゾナ大学のエイミー・メインザー教授は、2021年のプレスリリースで次のように述べていた。

 

「地球に接近する小惑星や彗星は太陽によって温められ、その熱を放出します。NEOサーベイヤーミッションは、この熱を捉えることができるでしょう。石炭の塊のように暗い小惑星でさえ、私たちの赤外線観測の目から逃れることはできません」

 

約140m以上の小惑星を見つけること

 

欧州宇宙機関(ESA)によると、天文学者たちは4万個以上の地球近傍小惑星を発見しているが、まだ見つける必要のある小惑星は多くあるという。

 

「NEOサーベイヤー」の目標は、打ち上げから10年以内に、直径460フィート(約140m)以上の地球近傍天体の90%を発見することだ。メインザー教授も、次のように述べていた。

 

「南カリフォルニアのような地域を壊滅させるほど大きな地球近傍天体は、約2万5000個あると考えています。直径が約450フィート(約137m)を超えると、地域に深刻な被害をもたらす可能性があります。私たちはこうした天体、そしてできるだけ多くの小型天体を発見したいと考えています」

 

NASAは5月5日の声明で、「プロジェクトエンジニアが、ユタ州ローガンにある宇宙力学研究所の室内で(レンズ)の焦点テストを実施する予定です。この室内は深宇宙の極限環境をシミュレートし、機器が設計通りに動作し、極低温と無重力状態でもカメラの焦点が合うことを確認するためです」と述べている。

 

「NEOサーベイヤー」は10年以内に、過去50年間に発見されたよりも多くの天体を発見すると予測されているという。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:NASA testing next-gen space telescope that could help astronomers detect city-killing asteroids(5/7)

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