マクビティのチョコがけビスケット、どっちを上にして食べる?大問題に科学的決着がつく
チョコがかかった面を上に? それとも下? どちらが美味しく食べられるかという問題を、科学的に研究した結果が出たそうだ。
それによると、最初はチョコ面を上にして口まで持って行き、食べる直前に裏返す、という方法がベストらしい。その理由はというと……
究極の問題に解答が
こんな研究に真面目に取り組んだのは、イギリス・オックスフォード大学の食品科学者・Charles Spence教授。実験心理学者でもある彼は、人の五感と食べ物に関する調査・研究を行なっている。今回のチョコがけビスケットのことについて、海外メディアにこう話す。
「片面だけコーティングされたチョコレートビスケットの、どちらの面を上にして食べるべきか。この問題は激しい議論を生んで来ました。今回研究した理由はこれです。この究極の難問を、突き詰めて考えたかったのです」
その結果は、
「どちら面を上にしても、それぞれにメリットがある、というのが研究結果です」
チョコが上だと見た目に美味しそう、チョコが下だと舌でよく味わえる、ということらしい。教授はこう続ける。
「最初にチョコの面を上にして持ち、視覚的に最大限の体験をする。次に、口に入れる時に裏返す。こうすると、複数の感覚を合わせたベストの体験ができます」
また、マナーを気にする必要がない場所で食べる時は、口を開けて噛み砕く音を聴きながら食べると、聴覚的にも美味しさが増すそうだ。教授が提唱するベストの食べ方をまとめると、次のようになる。
1. ビスケットは室温の状態にしておく。
2. チョコ面を上にして持ち、口に運ぶ。
3. 口に入れる前に裏返し、チョコ面を下にする。
4. チョコが直接舌に当たるようにしてかじる。
5. 最初のうち口を開けて噛むと、音が耳に伝わって良い。美味しさの印象がより強くなる。(行儀が悪いので周囲に人がいないときだけ)
チョコを下にして食べる人、実際は23%
チョコがけダイジェスティブビスケットで有名な「マクビティ」の調査によれば、大多数の人がチョコを上にして食べているそう。下にする人の割合は23%だという。
マクビティでチョコレートや製品開発を担当するMark Schomberg氏は、「食べ方に正しいも間違いもないが」と前置きしたうえで、メーカーとしては「チョコはビスケットの下面」と見ているという。製造過程で、ビスケットの下面にチョコがコーティングされるからだそう。(了)
出典元:You Magazine:It turns out we’ve been eating Chocolate Digestives wrong all this time(7/7)