ペルーで発見された新種のヘビ、ハリソン・フォードに因み命名される
ペルーで新種のヘビが発見され、映画俳優のハリソン・フォード氏に因んだ名前が付けられた。
長年、環境保護活動に従事
この調査は、ペルーとアメリカの研究者の共同研究により、ペルーのオティシ国立公園で行われたという。
その結果、細身のヘビを発見。調べたところ、新種だと明らかになり、俳優のハリソン・フォード氏に因み、「タキメノイデス・ハリソンフォルディ(Tachymenoides harrisonfordi)」と名付けられた。
実は、ハリソン・フォード氏は非営利団体「コンサベーション・インターナショナル」の副理事長を務めており、長年環境保護活動に従事してきたという。
そのため今回、これまでの活動を称え、新種のヘビにフォード氏の名前が付けられたそうだ。
フォード氏自身はヘビ好き
実はフォード氏が演じた「インディ・ジョーンズ」はヘビが大の苦手。しかしフォード氏自身はヘビが好きで、「このヘビには、すぐに親近感を覚えた」とし、次のように語ったという。
「この野生の世界には、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるということ、そして人間もまた、途方もなく広大な生物圏のほんの一部であるということを思い出させてくれる」
A new species of snake has been named after Indiana Jones legend, Harrison Ford. The pale yellowish-brown snake (with scattered black splotches) was discovered by researchers in the Andes mountains in Peru and has been named Tachymenoides harrisonfordi. https://t.co/t50ovaDbcs pic.twitter.com/OvxL2EEcOT
— IGN (@IGN) August 15, 2023
成長しても約40cm、人間に害はなし
「タキメノイデス・ハリソンフォルディ」は小さく、成長しても40.6cmにしかならず、人間にも害はない。
今回の研究の共著者によれば、全爬虫類の5分の1以上が現在、絶滅の危機に瀕しているという。
このためフォード氏は、今回の発見により、世界中の種が直面している絶滅の危機について、注目が集まることを期待しているそうだ。
ちなみに1993年には、カリフォルニアで見つかった新種のクモにもフォード氏の名前が付けられ、「カルポニア・ハリソンフォルディ(Calponia harrisonfordi)」と命名された。
それから数年後、新種のアリにも「フェイドール・ハリソンフォルディ(Pheidole harrisonfordi)」と名付けられたという。(了)
出典元:BBC:Harrison Ford has a new Peruvian snake species named after him(8/15)