【前代未聞】飛行機で帰国の途についた高齢男性、しかし到着したのは言葉の通じない異国だった!
慌てて飛び乗ったものの、間違えて違うホームの電車に乗ってしまったとしたら、あなたならどうするだろうか。
自分のしでかした失敗を嘆きながらも、次の駅で降車し、すぐに来た道を引き返すだろう。
しかしそれが電車ではなく、飛行機だったとしたら?
この度ヨーロッパで、高齢の男性が違う飛行機に搭乗してしまい、全く言葉の通じない国に着いてしまった、という出来事が起こった。
帰国したはずが、言葉の通じない国に到着
ポーランドに住むPawel Lawreniukさん(75)は、クリスマス休暇を共に過ごすため、英国に住む娘を訪れていた。
そして年越しも娘と迎えたLawreniukさんは、帰国のために今月6日、英国北部のリーズ・ブラッドフォード空港へと向かったという。
NEWS: Government sets out vision for future of UK Aviation http://bit.ly/2tvHSFW
飛行機に乗り数時間後、降り立った空港でタクシーに乗ろうと思ったLawreniukさんだったが、インフォメーションデスクで返された言葉を聞き、自分の身に何が起こったのか分からなくなった。
「申し訳ありませんが、ポーランド語は話せません。」
なんと、Lawreniukさんが到着したのは、祖国ポーランドではなく、イタリア南部にあるマルタ島(共和国)だったのだ!
パニックになる男性に救いの手が
英語は話せず、携帯電話は圏外で使用できない上、所持金もほとんどないという状態で、Lawreniukさんはパニックに陥ったという。
しかしそこへ、幸運の女神が現れた。
1人の女性が、Lawreniukさんに近づき、ポーランド語で話しかけたのだ。
イタリア在住のポーランド人Kamilla Nikolasさんは、その時の状況をこう語る。
「インフォメーションデスクで老人の男性が困っていたので、ポーランド語で話しかけたんです。『どうしたんですか?』と。」
「見るからに、神経が高ぶっているようでした。非常に混乱されていたので、話をするのがとても難しかったです。」
男性の娘に連絡し、帰国便を手配
女性はLawreniukさんに、ここはポーランドではなく、地中海のマルタ島だということを説明したそうだ。
Lawreniukさんは全く信じられない様子だったという。
そこで女性はLawreniukさんの娘に連絡を取り、状況を説明。その場で、娘がポーランド行きの航空券を手配するよう手伝ったそうだ。
週2便しかないというポーランド行のフライトだったが、ちょうどその日にあったというのが不幸中の幸いだった。
自身も旅行に行く途中のNikolasさんだったが、Lawreniukさんが無事に帰国できるよう手筈を整えるまで、その場を去らなかったという。
「お役に立てて本当に光栄です。ここマルタ島にはポーランド人はそういませんからね。」
航空会社は、詳細を調査中との声明を発表
Lawreniukさんの娘は、勤務中にイタリアからの着信を見た瞬間、父親の身に何か良くないことが起こったのを悟ったという。
「チケットは何回も確認しました。確かにグダニスク(ポーランドの都市)行きとなっていました。」
「話をした際、父は悪夢だったと言っていました。父の身を案じ、泣いてしまいました。」
「父はもう来年は私の元に来たくないそうです。もう2度と飛行機には乗りたくないと。」
ハプニングの発端となったライアンエアーの広報は、今回の出来事について認識しており、乗客にお詫びするとともに、どのような経緯で間違いが起こったのか調査中だとする声明を発表している。
Lawreniukさんの娘は弁護士に連絡し、法的手段を考えたいと話しているそうだ。(了)
出典元:Mail Online:Polish father-of-five, 75, who caught wrong Ryanair flight at Leeds Airport and ended up 1,000 miles from home only realised he was in MALTA when the taxi driver didn’t understand him (1/15)
出典元:Msn USA:75-Year-Old Dad Accidentally Boards Wrong Plane and Flies 1,400 Miles to Malta (1/17)