作成者は日本の学者じゃなかった!「睡眠不足がわかる画像」の真実が明らかに
11月に入って、ひとつの画像が大きな話題を呼んでいる。
Bu resim, Japon nöroloji uzmanı tarafından düzenlenmiş…
1. Resim dönmüyor ise gayet sağlıklı ve dinçsiniz demektir!
2.Resim yavaş dönüyor arada duruyorsa, uykusuz veya yorgunsunuz!
3.Resim sürekli dönüyor ve hiç durmuyorsa,ya çok streslisiniz veya piskolojik sorunlarınız var! pic.twitter.com/jq4b0BhNUg— Ahmet (@ahmetyaziyo) November 23, 2018
「睡眠不足とストレス度合いがわかる」と紹介
この画像の紹介として書かれている文章はこうだ。
これは日本の神経学者が作成した画像だ。
1.この画像が全く回っていないなら、あなたは健康そのもの
2.画像がゆっくりと回っているなら、睡眠不足で疲れている
3.画像が回り続けて全く止まらないなら、とてもストレスが溜まっているか精神に問題を抱えているかだ
この投稿を信じた人から1万件近いリツイートと、2万件を超えるいいねをうけているが、はたしてこの紹介は正しいのだろうか。
学者ではなくデザイナーが作成
この画像が最近になって話題になったのは、もともとはTumblrの投稿がきっかけだ。現在はすでに削除されてしまっているが、そこには「日本の神経学者ヤマモトハシマが作成した画像」と書かれている。
作者であるヤマモトハシマ氏とはどんな人物なのだろうか。…実は作成したのは、ヤマモト氏ではなくウクライナ出身のYurii Perepadiaさんというデザイナーだ。
画像についてのデマが拡散しているのを知ったPerepadiaさんは、自身のインスタグラムに画像の説明を投稿した。
この投稿によるとこの画像は、2016年9月にイラストレーターを使用して作成したものだという。
色のついた背景に白と黒で線を描いたもので、画像に集中すると動いているように見える。日本で有名な錯視の研究者、立命館大学総合心理学部の北岡明佳教授の理論をもとにしているそうだ。(リンクを押すと北岡教授の錯視のページがご覧になれます)
「ヤマモトハシマはこの画像に関係ないし、そもそも存在していない。ググってみろ」という、Perepadiaさんのコメントを見る限り、今回のデマには腹を立てているようだ。
ほかにもこんな錯視を作成
Perepadiaさんが作成した錯視画像には、ほかにもこんなものがある。
3つ目の画像については、実際には使われていない色が見えたというコメントもあり、多くの人を楽しませている。(了)