駐車スペース確保に凍らせたジーパンを立てるシカゴの新手法が目を引く
アメリカ・イリノイ州シカゴ市の路上に、立つジーパンが現れた。
実はこれ、駐車スペースを確保するためにある男性が考えたもので、ジーパンを凍らせてある。あまりに目立つので、現地のテレビ局もニュースとして取り上げている。
シカゴなら濡らして外に出しておくだけ
これを作ったのは、シカゴ市ウェスト・リッジに住むAdam Selzerさんという人。シカゴでは、自宅前の道路を雪かきして自分の車の駐車スペースにする習慣があり、その場所を他人に取られないように、屋外用の椅子や道路工事用のコーン(円錐形の標識)を置いておくそうだ。Selzerさんはその代わりに、ジーパンを立てた。
2月7日に、写真をツイッターに投稿したところ、あっという間に拡散され、現地のニュース番組でも取り上げられることとなった。投稿文の中でSelzerさんは、シカゴに厳寒をもたらす北極の気流「Polar vortex(極渦)」に触れ、立つジーパンの作り方をこう説明している。
Polar vortex(極渦)の楽しみ:誰もはいていないパンツ! 丸ごと水に浸して、屋外に出す。大体20分以内なら好きな形に作れる。さらに20分経つとカチカチに固まる。
Because you demanded it: dibs! (In a no parking zone, no less) pic.twitter.com/s7zAyBrg48
— Adam Selzer | אדם (@adamselzer) February 6, 2021
真似する人が続出
濡らして外に出しておくだけ、というのは簡単だ。(ちなみにシカゴの1月の平均気温はマイナス5度くらい、日中の最高気温でもマイナス0.9度、夜間の最低気温はマイナス20度になることもあるそう)そのせいか真似をする人が続出し、ツイッターに写真が上がっている。例えば、ワイオミング州のPaula Niedenthalさんの場合、夫が影響されて凝り始めてしまったらしい。
You totally inspired my husband pic.twitter.com/E4U4kHh5Tu
— Paula Niedenthal (@PaulaNiedenthal) February 7, 2021
シカゴ市内のChadwick Baconさんは、「立つジーパン」の家族を作っている。
I love it!! I took it and made a polar vortex family portrait! pic.twitter.com/mxsXJz7Mof
— Chadwick Bacon (@chadwickbacon) February 6, 2021
なぜかシカゴの動物園「Brookfield Zoo」もこれを気に入り、ジーパンだけでなくシャツまで凍らせて、園内のあちこちに立てている。
When the #polarvortex 🥶 calls for some fun 😆. Which animal looks the most curious?👖👖👖👖#frozenpants #frozenpantschallenge pic.twitter.com/sO3YVfTrrR
— Brookfield Zoo (@brookfield_zoo) February 9, 2021
(了)
出典元:UPI:Chicago man freezes pants to reserve parking spots(2/9)
出典元:CBS Chicago:West Ridge Man Becomes Social Media Sensation As He Places Frozen Pants On City Streets As If For Parking Dibs(2/8)