ウィングスーツを来て崖からダイブ、飛行中の機体に乗り移る離れ業がスゴイ
ウィングスーツで滑空しながら飛行機に乗り移るという、離れ業を成功させた2人の男性が注目されている。
飛行機に接近し、一気に機内へ
その男性とはフランス出身のFred Fugenさんと、Vince Reffetさん。彼らは「Soul Flyers」と呼ばれており、ウィングスーツなどを着て断崖やビル、塔など高度の低い場所から飛び、滑空する「ベースジャンピング」のスペシャリストとされている。
そんな2人が今回、Redbullの「A Door In The Sky」というプロジェクトに参加。山の上空を飛びながら、飛行機に乗り移るという技に挑戦した。
彼らはまずアルプス西部にあるユングフラウ山の頂上に到着。そこからウィングスーツを着てダイブし、一気に滑空し続けた。
その後、2人は飛行中のプロペラ機に接近。パイロットと連絡を取りながらも徐々に飛行機に接近すると、開いていたドアから一気に機内に飛び移った。
練習中にケガをするなど技術的にもハード
彼らによれば、1997年にはPatrick de Gayardonさんがウィングスーツを着て、飛行機から飛び降りて、再び機内に戻るという離れ業を成功させているという。
その出来事から20年、Gayardonさんの偉業を讃えるためにも、今年の初めにVinceさんはFredさんに、崖から飛び降り、飛行機に乗り移る技を試すことを提案したそうだ。
しかし想像していたよりもトレーニングは大変で、この技をこなすには技術的にも精神的にもハードだったとしている。
実際、スペインでの最初の練習の時も、Fredさんはなんとか飛行機に乗り移れたが、Vinceさんは失敗し、足をケガしたという。
そして1カ月後に練習を再開するが、その時も5回試みて初めて成功できたそうだ。
本番では見事に成功させた2人だが、見ている人もドキドキするような素晴らしい離れ業と言えるのではないだろうか。(了)
下の動画には彼らがこれまで成し遂げた、素晴らしいジャンプが捉えられている。
出典元:Redbull:These 2 wingsuit flyers just BASE jumped into a plane in mid-air(11/29)